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217円高 反発、円安受け買い戻し
東京株式(前引け)=217円高 反発、円安受け買い戻し
15日の日経平均株価は前日比217円71銭高の2万1504円73銭と3日ぶりに大幅反発。
朝方は、買い優勢で始まった。14日の米国株式は小幅に高安まちまちだったが、円安・ドル高歩調を受けて堅調地合いとなった。
手掛かり材料が少ない中、円安・ドル高を受け、日経平均株価は堅調に始まった。その後も円安を材料にして外需関連の機械株などが買われたほか、内需関連の不動産や金融なども支え、上げ幅を広げた。
中国・上海総合指数の上げも支えとなり、上げ幅を拡大し、前場終盤には一時2万1521円68銭(前日比234円66銭高)まで上昇した。その後も買い気は根強く、前引けにかけて高値水準で推移した。
 
市場からは「(決算が好感された)半導体大手ブロードコムが米時間外取引で上昇し、半導体株やハイテク株が買われ、指数に寄与している。来週はFOMC(米連邦公開市場委員会)が見送り要因になるが、日経平均は2万1500円から上下数百円をイメージしている」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。
 
午前の東証1部の売買代金は概算で9089億円と前日の同時点(1兆337億円)を下回った。東証1部の売買高は5億3221万株。値上がり銘柄数は全体の8割強にあたる1758、値下がりは297、変わらずは81だった。
 

業種別株価指数(33業種)は全て上昇した。上昇率は鉱業、繊維製品、医薬品などが大きく、建設業が最も小さかった。
 
個別では、任天堂が高く、東京エレクトロンやファナック、テルモが高い。ソフトバンクグループ(SBG)や京セラ、トヨタ自動車、リクルートも上昇した。資生堂、リクルートホールディングスなども強い。TATERU大商いで急騰、三井ハイテック、アスクルも大幅高。双信電機も物色人気だった。
 
半面、キーエンスが軟調、大和ハウス工業や日産化も冴えない。ヤーマンが急落、ペッパーフードサービス、スペースバリューホールディングスなども下落した。
ファストリが小幅安。大日本住友やTOTO、住友鉱も下落した。
 
東証2部株価指数は前日比12.17ポイント高の6827.98ポイントと反発した。
出来高2705万株。値上がり銘柄数は218、値下がり銘柄数は170となった。
 
個別では、ストリームがストップ高。オリエンタルチエン工業は一時ストップ高と値を飛ばした。新潟交通は昨年来高値を更新。ラオックス、鉄人化計画、プレミアムウォーターホールディングス、東京ボード工業、西芝電機は値上がり率上位に買われた。
 
一方、日本食品化工、価値開発、ジー・スリーホールディングス、ダイコー通産が昨年来安値を更新。システム情報、ショクブン、クワザワ、サンユウ、日本アビオニクスは値下がり率上位に売られた。

 
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