方向感に乏しい推移、メリカリ注目

 
 
18日の日経平均株価は前週末比171円42銭安の2万2680円33銭と反落した。
寄り付きは50円程度の下落であったため、場中の下げに関しては、海外要因というよりも、大阪の地震を警戒した売りであったと想定される。
 
 
明日（19日）の東京株式市場は、全体相場は米中貿易摩擦への懸念が継続することが予想されるため、方向感に乏しい推移となりそうだ。
東証マザーズ市場に新規上場するメルカリ<4385>に市場の話題が集中することになりそうだ。国内の個人投資家、機関投資家はもとより、海外投資家からも強い関心を集めている。
新興市場を中心とした中小型株活性化への期待感がある。
ただ、一方でIPO銘柄への投資に伴い、既存銘柄への換金売りを懸念する向きもある」との見方が出ていた。できればメルカリだけでなく、株式市場全体が活況となる展開に期待したいところ。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(18日現在)
 
23741.22　　ボリンジャー:＋3σ(13週)
23427.63　　ボリンジャー:＋3σ(25日)
23274.68　　ボリンジャー:＋2σ(13週)
23194.49　　ボリンジャー:＋1σ(26週)
23167.14　　ボリンジャー:＋2σ(25日)
22906.65　　ボリンジャー:＋1σ(25日)
22819.91　　6日移動平均線
22808.15　　ボリンジャー:＋1σ(13週)
22755.08　　均衡表転換線(日足)
 
22680.33　　★日経平均株価18日終値
 
22646.15　　25日移動平均線
22491.02　　均衡表基準線(日足)
22491.02　　均衡表転換線(週足)
22385.66　　ボリンジャー:-1σ(25日)
22358.43　　新値三本足陰転値
22354.99　　26週移動平均線
22344.65　　均衡表雲上限(日足)
22341.62　　13週移動平均線
22238.42　　均衡表基準線(週足)
22125.17　　ボリンジャー:-2σ(25日)
22071.87　　75日移動平均線
21961.22　　200日移動平均線
 
 
ザラ場で25日線を下回る場面があったほか、5日線と25日線がそろって下向きに転じ、今後の調整局面入りが示唆される。
2万2500円や基準線の2万2491円が下値めどとして意識されよう。
 
ボリンジャーバンドでは、株価が下降中の中心線近くまで下げる場面があった。前週末まで+1σが強力な上値抵抗線として作用して上値の重さが確認されたため、今後の株価は中心線を割り込んで下げていく可能性がある。
RSIが57.13％に低下した。RSIは13日に87.53％で天井を付けた後の下落局面にあり、これまで通り30％圏まで下げるパターンを踏襲するなら、本日の水準からの株価の下げ余地はまだ大きいことになる。