兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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「グッドフライデー」
「グッドフライデー」
 
「グッドフライデー」
 
NY株式市場で主要3株価指数が小幅反発。
19日は聖金曜日(グッドフライデー)の祝日で休場。
週間ではNYダウとNASDAQが上昇。
S&P500が4週ぶりに下落した。
小売売上高は前月比1.6%増と2017年9月以来1年半ぶりの大幅な伸びで着地。
新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比5000件減の19万2000件。
1969年9月以来49年半ぶりの低水準継続。
中国商務省の高峰報道官が米中通商交渉の合意文書に関する協議で新たな進展はあったとコメント。
支援材料となった。
S&P500採用企業の第1四半期決算は前年同期比1.7%の減益見通し。
減益幅は日々減少している。
これまでに第1四半期決算を発表したS&P500指数採用企業は77社。
そのうち利益がアナリスト予想を上回った企業は77.9%。
個別ではハネウェル、トラベラーズが上昇。
画像共有ソフトのビンタレスは公開価格比28%の上昇。
3連休控えで債券市場はナギ。
ドイツやフランスの製造業購買担当者景気指数(PMI)の低迷は悪材料。
4月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が50の水準を下回ったことも同様だ。
ドル円は112円レベルでの推移。
「米国堅調、欧州懸念」という印象だ。
VIX(恐怖)指数は」12.09。
週間ベースではNYダウは0.6%高、2週ぶり反発。
NASDAQは0.2%高、4週続伸(累計4.7%上昇)。
S&P500は0.1%安、4週ぶりに反落。
 
覚えておきたいのはNY主要3指数の過去最高値水準。
NYダウ(26559ドル)史上最高値26951ドル。あと392ドル(1.4%)。
NASDAQ(7998ポイント)史上最高値8133ポイント。あと135ポイント(1.6%)。
S&P500(2905ポイント)史上最高値2940ポイント。あと35ポイント(1.2%)。
 
日経平均株価は6日ぶりの反落。
寄り付き3円安、大引け187円安で2015年11月以来の8日連続日足陽線は達成できなかった。
自動車が強く医薬品が弱い展開。
見方を変えれば上海自動車ショーがポジ材料、NYでの医療規制がネガ材料ということ。
台湾の大地震や19日のイースターの休場も買い控え材料視された格好だ。
「今年初の5日続伸だっただけに利益確定売りもアリ得る」という解釈も間違ってはいないだろう。
ただ22000円台をキープできたのは買い方の抵抗と見ることも可能だ。
「実体の長い陰線で値下がり銘柄の数も多く、印象は悪い。
ただ先んじて売られた分、下値限定的。
52週線(21970円)のキープがポイント」という解釈だ。
「グッドフライデーの前のバッドサースデー」という声もある。
結論は今年パファーマンスの悪い木曜に巡り合っただけのことでも悪くはないだろう。
単なるアノマリーも皆が知ると真実となることもある。
せっかくマイナス0.01%まで来た10年債利回りがマイナス0.035%。
戻ったことは残念だった。
値上がりは192銘柄、値下がり1907銘柄。
新高値114銘柄、新安値94銘柄。
騰落レシオは97.68。
SQ値21870円に対しては4勝1敗。
NT倍率は13.68倍と過去最高水準更新。
25日線からは2.1%、200日線からは1.0%のプラスかい離。
サイコロは9勝3敗で75.0%継続。
12日前の対応日がマイナスだったから昨日上昇していると10勝2敗と完全な過熱だった。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.985%。
買い方▲9.788%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.029%。
買い方▲16.477%。
空売り比率は44.7%で32日連続の40%超。
日経HVは17.3、日経VIは15.86。
日経平均のPERは12.54倍でEPSは1261円。
PBRは1.13倍。
東証1部の時価総額は615兆円。
日経平均が25200円レベルで時価総額は700兆円を超えてくることは覚えておくべき数字だ。
シカゴ225先物終値は大証日中比140円高の22250円。
高値22290円、安値22050円。
ボリンジャーのプラス2σが22295円。プラス1σが21967円。
プラス3σが22693円まで拡大している。
週足の雲の下限22397円が欲しい局面。
勝手雲の遅行線22277円(一昨日終値)を抜ければ明るくなる。
このまま行くと来週末には25日線(21640円)が200日線(21811円)を上抜ける。
10連休前に風景が変わるかどうかが課題だ。
気学では「初め強いと後安の日。吹き値売り良し」。且つ「変化日。満月」。
「4月の満月はピンクムーンと呼ばれる愛の月」という市場関係者もいる。
月曜は「押し目買いの日。急伸したら利入れ方針良し」。
昨日の欧州株式市場の解釈は「イースター(復活祭)の連休を控え買い戻しが入った。
好決算を発表した銘柄も相場を押し上げた」。
1週間後の東京がこの写真になる可能性も否定はできないだろう。
因みに昨日の欧州市場。
英国市場は3日ぶり反落。
独英市場は7営業日続伸。
 
 
日経朝刊では「信託4行の年金マネー運用、日本株比率下げ再加速」の見出し。
サブタイトルは「国内買い手乏しく」。
国内年金マネーの主要な運用主体である大手信託銀行が、再び国内株比率の引き下げに動くという。
2019年度の国内株比率は前年度より0.5ポイント低い27%にする計画。
引き下げは2年ぶりで2013年度の25.8%以来6年ぶりの低水準となる。
信託4行の投資比率を基準にする年金マネーは2〜2.5兆円。
企業年金のうち確定拠出年金の資産残高は約60兆円。
意外と大きい。
引き下げの理由は「上昇期待の乏しさ」。
今年度末の日経平均見通しは22637円。
だから「もういい」ということなのだろう。
その一方で債券投資比率は増やすのだと言う。
サラリーマンプロの読みが勝つことは滅多にない。
オウンマネーのプロに勝利の女神は微笑むような気がする。
そもそも2013年度に引き下げているが、そこから日経平均は1万円上昇したのが歴史である。
 
 
萩生田自民党幹事長代行の「消費増税延期の可能性」のコメント。
マーケットインパクトはなかったが、それなりに面白い。
「景気が非常に回復傾向にあった。
ここへきて日銀短観を含めてちょっと落ちている。
次の6月はよく見ないといけない。
本当にこの先危ないぞというところが見えてきたら、崖に向かってみんなを連れて行くわけにはいかない。
そこは違う展開はあると思う」。
「衆参同日選挙はG20サミットもあるので日程的に難しい」とも言っているが波紋は大きい。
菅官房長官は「リーマンショック級の出来事が起こらないかぎり、法律で定められたとおり引き上げる予定。
予定どおり引き上げられるよう経済運営に万全を期したい」。
自民党の森山国対委員長は「党として議論していない」。
石破元幹事長は「国民に対して無責任だ」。
公明党の石田政調会長は「延期する状況ではない」。
立民の福山幹事長「国民生活の現状を考えれば、消費税率は上げられるわけはない。
当然だ。
『信を問う』は衆院選 準備を加速化」
国民の舟山参議院国対委員長は「信を問う前に反省を」。
共産党の志位委員長「増税なら政権もろとも吹き飛ばす決意」。
希望の松沢代表「公言取り下げなら大失政」。
社民党の又市党首「そういう声が出てきて当然」。
日商の三村会頭「信じられない発言」。
連合の神津会長「予定どおり引き上げるべき」。
与野党ともに間延びした雰囲気から一気に選挙がらみの体制にならざるを得ないだろう。
消費増税延期は間違ってはいないだろうからまだ間に合うなら議論は必要。
それ以上に野党が浮足立ったことはアベノミクスにとっては悪くはない発言だったと考えざるを得ない。
秋に選挙で四期総裁。
2023年まで安倍政権という可能性が出てきた印象。
 
因みにその安倍総理。
最近はまた夜の会合が増えてきた。
昨夜は銀座の「佐賀牛季楽」。
佐賀のJAの店で合ったのは二階幹事長、森山国体委員長、林幹事長代理。
そしてJA全中の中屋会長。
2時間以上の会合となった。
水曜は飯田橋グランドパレスの日本料理「千代田」。
読売のナベツネ氏と1時間超。
火曜はニューオータニの「千羽鶴」。
ニトリの似鳥会長、三井不の岩佐会長、フィルムの古森会長。
これはいつものお仲間との2時間以上の会食。
夏のゴルフの日程でも検討したのだろうか。
月曜は赤坂の日本料理「外松」。
石原慎太郎、亀井静香という元青嵐会的メンバーとの会食。
同席したのは江藤補佐官で約1時間半。
先週末5日は首相公邸で茂木経済財政担当相、中西経団連会長。
 
NYダウは110ドル高の26559ドルと反発。
NASDAQは1ポイント高の7998ポイント。
S&P500は4ポイント高の2905ポイント。
ダウ輸送株指数は52ポイント高の10988ポイント。
SOX指数は0.07%の上昇。
VIX指数は12.09。
3市場の売買高は67.9億株。
225先物CME円建ては大証日中比140円高の22250円。
ドル建ては大証比155ポイント高の22265ポイント。
大証夜間取引終値は日中比150円高の22260円。
ドル円は111.96円。
10年国債利回りは2.559%。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
エーアイ(4388)・・・動兆
 
エーアイに注目する。
同社は音声合成エンジンが中核。
音声合成エンジンの用途は電話自動応答システム、カーナビ、防災行政無線、スマートフォンの音声対話など。
法人向けサービスやコンシューマー向け製品のパッケージ販売が順調。
音声合成技術の必要性はIoTやインバウンドなどでさらに高まろう。
正しいイントネーションやリズムでの声にはまだまだ開発が求められているのが現実。
業績は好調。


(兜町カタリスト櫻井)

 
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