57円と続伸。円安進行で主力株中心に買い優勢
東京株式(前引け)=57円と続伸。円安進行で主力株中心に買い優勢
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自動車株や海運株に採算改善を期待した買いが入った。
米原油先物相場が時間外取引で上昇したのを背景に、石油株や鉱業株も上げた。
円相場が1ドル=110円台後半でじり安となり、円安が進行したことを背景に主力株中心に買いが優勢となった。
前日の米国市場では、経済指標が予想を上回り、米10年債利回りが一段と上昇し、日米金利差を背景とした円の先安思惑が全体相場の押し上げ要因となった。
デンソーやホンダ、スズキなどが一段高となり、日経平均の上げ幅は100円を超える場面があった。
日経平均が2万3000円の節目に近づくと戻り売り圧力も強く、前場終盤は伸び悩んだ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆627億円、売買高は6億5695万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1061と、全体の51%だった。値下がりは910、変わらずは112銘柄だった。
業種別株価指数(全33業種)は25業種が上昇、8業種が下落した。石油・石炭、鉱業が上昇し、その他、金属製品は下落した。
個別では、SMCが大きく買われ、スズキも一段高。国際石開帝石やJXTG、住友鉱が上げた。インバウンド関連の資生堂やコーセー、マツキヨHDが上昇した。
半面、任天堂が売られ、半導体製造装置を手掛ける東京エレクトロンも安い。第一三共や大阪ガス、エムアップ、宝ホールディングスも売られた。
東証2部株価指数は前日比2.94ポイント安の7260.27ポイントと反落した。
値上がり銘柄数は239、値下がり銘柄数は181となった。
個別では、ラオックス、第一稀元素化学工業、川澄化学工業、日住サービスが年初来安値を更新した。ヒラノテクシード、トーアミ、日本精機が売られた。
半面、セイヒョー、北海道コカ・コーラボトリング、ビューティ花壇、フライトホールディングスなど14銘柄が年初来高値を更新した。
Jトラスト、ピクセラ、日本モーゲージサービスが買われた。