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マザーズ指数は続落、売り先行、IPOのメルカリ好調
【市況】東証マザーズ(大引け)=マザーズ指数は続落、売り先行、IPOのメルカリ好調

東証マザーズ指数も続落し、32.57ポイント安の1103.70で終えた。
米中貿易摩擦への警戒感から東京株式市場全般が軟調に推移しており、新興市場も売り先行した。フリーマーケットアプリ国内最大手のメルカリがマザーズへ新規上場し、主力株を換金してメルカリを買う動きがあった。メルカリが一時ストップ高と人気になったことで、指数寄与度の高い既存主力株から資金が抜けたことも影響したようだ。
もっとも、今後は7月上旬まで新規公開が相次ぐことで、「好調な滑り出しとなったメルカリの刺激効果が考えられる」と、新興市場全体の活性化を期待する声も上がっていた。
 
売買代金は概算で2914.96億円。騰落数は、値上がり28銘柄、値下がり220銘柄、変わらず2銘柄となった。
個別ではミクシィ、イオレ、夢展望、スタジオアタオ、モルフォなど23銘柄が年初来安値を更新。メルカリの株主であるUNITEDやバイオ株のサンバイオが大きく売られ、エヌ・ピー・シーは利益確定売りがかさんで大幅続落し、マザーズ下落率トップとなった。Mマート、パルマなども売られた。
 
一方、臨床試験の結果がポジティブ視された窪田製薬ホールディングスがストップ高。メルカリは一時ストップ高と値を飛ばした。駅探、エニグモ、ALBERT、すららネット、ビープラッツなど10銘柄は年初来高値を更新。シェアリングテクノロジー、グレイステクノロジー、レントラックス、AMBITION、ライフネット生命保険が買われた。
 
メルカリ株は公募・売り出し価格(公開価格)を67%上回る5000円で初値を付けた後、一時制限値幅の上限(ストップ高)である6000円まで上昇。5300円で上場初日を終えた。終値時点での時価総額は7172億円と、東証マザーズ市場で首位となった。
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