兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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上値の重い展開か

上値の重い展開か
 
 
 
今週は、軟調展開だった。
先週に続き新型肺炎の感染拡大が国内で止まらず手じまい売りが広がる週となってしった。市中感染という新しいステージに入ったことで事態収束のメドは短期ではたたなくなってしまった感がある。日本の場合は中国と違って強制的な封じ込めが難しいところがあります。感染爆発が起きたら中国より長引く可能性もあるだろう。
今週は米国株が最高値を更新したり、円相場が1ドル=112円台まで下がったりと日経平均をサポートする材料があったが、新型肺炎の拡大というネガティブ材料が勝り調整を進めてしまった。
今週の日経平均終値は2万3386円74銭、前週末比300円85銭安だった。
 
 
来週は、米国株や為替市場をにらみながらの展開か。
ドル円が円安方向に水準を切り上げ、外需関連に注目が集まる。また、新型肺炎による悪影響が警戒されているインバウンド系が、そろそろ自律反発狙いの買いが意識される公算が大きい。 
現在は、新型肺炎の感染拡大への警戒感が上値を抑える要因になっているが、ピークアウトのムードが浸透すれば、株価も円安に順応する可能性が高い。
来週もマクロ系ヘッジファンドなどによるNTショート(日経平均売り・TOPIX買い)を意識する商いが相場全体に影響を与える展開が想定される。
 
日経平均株価は上値が重い状態にあるが、「下値を拾いたい投資家は少なくない」(市場関係者)という。国内景気の行方を精査する状況が続くなか、日経平均株価は下値を2万3000円、上値を2万4000円とするレンジ相場が予想される
 
 
■テクニカル・ポイント(21日現在)
 
23555.55  25日移動平均線
23521.23  均衡表転換線(日足)
23515.95  75日移動平均線
23513.34  均衡表雲上限(日足)
23445.94  均衡表転換線(週足)
23445.94  均衡表基準線(日足)
23445.20  6日移動平均線
23409.93  ボリンジャー:-1σ(13週)
23398.36  均衡表雲下限(日足)
 
23386.74  ★日経平均株価21日終値
 
23220.79  ボリンジャー:-1σ(25日)
23142.24  ボリンジャー:-2σ(13週)
22971.94   新値三本足陰転値
22954.60  26週移動平均線
22886.03  ボリンジャー:-2σ(25日)
22874.56  ボリンジャー:-3σ(13週)
22551.27  ボリンジャー:-3σ(25日)
22193.52  200日移動平均線
22144.86  均衡表基準線(週足)
22013.34  ボリンジャー:-1σ(26週)
21698.33  均衡表雲上限(週足)
21101.88  均衡表雲下限(週足)
 
ローソク足は長い上ヒゲを引き胴体と下ヒゲが短い「卒塔婆」に似た形状となり、短期的な売り圧力の強さを示した。
一目均衡表では、終値が雲下限を下回った。転換線が下降を続け、遅行線は弱気シグナル発生を継続しており、大勢では売り手優位。
ボリンジャーバンドでは、昨日に続いてザラ場高値が中心線を上回ったが、大引けは中心線下で終了し、こちらも上値の重さを再確認した格好。
 
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