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来週も波乱含みか。

来週も波乱含みか。
今週は軟調となった。日経平均は週初から400円を超える下落となるなど、前の週の大幅安を受けて売りが先行した。週の半ばには戻りを試す動きも見られた。
しかし、中国経済への警戒や、米国とサウジアラビアとの緊張の高まりなどリスク要因は多く、週後半にかけては再び下値を探る展開に。ただ、押し目では買いが入り、節目の2万2500円は意識された。
日経平均は週間では約162円の下落となったものの、週足では3週ぶりに陽線を形成した。
 
19日の日経平均は下げ幅を縮めて2万2500円台を回復して終えた。
昨日の下げと今日の大幅安スタートがセンチメントを悪化させたが、週間の値動きとしては、きょうの下げ分が響いてマイナスという程度。
週初がギャップダウンスタートとなったため、週足では陽線を形成している。週末値は2万2532円で、52週線(2万2526円、19日時点、以下同じ)や200日線(2万2499円)など、テクニカルの注目の節目も上回って終えた。
 
さて、来週も波乱含みか。
日米とも企業決算が多く出てくるが、中でも25日のアルファベットやアマゾンの決算(東京市場で材料を消化するのは26日)が注目を集める。
また、日本電産や米キャタピラーの決算なども全体市場へ与える影響が大きいと推察される。決算以外では、25日のECB理事会およびドラギ総裁会見が注目だ。混迷の株式市場を強気に導く「ドラギマジック」が見られれば、相場の下支え要因となる。
 
決算に関しては強弱あるだろうし、好決算続出で株価が上昇した場合でも、米国の金利上昇が加速するという警戒もある。世界的に株式市場が出直りをうかがう局面のため、強弱感が入り乱れやすく、日々振れ幅は大きく出るも、方向感は出づらいと予想する。
 
来週は、まだ急落相場の余韻を残し下値波乱の展開もありそうですが、とりあえず2万2000〜2500円はボトム圏と見て小口の逆張りスタンスを取ることも有効だろう。
 
2万2000円台前半で下げ渋り、下値52週移動平均線(2万2526円)辺りがサポートラインとなっている様子。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(19日現在)
 
23381.96  25日移動平均線
23330.32  均衡表基準線(日足)
23250.61  均衡表転換線(週足)
23220.85  ボリンジャー:+1σ(26週)
22955.51  均衡表基準線(週足)
22900.98  均衡表転換線(日足)
22898.11  13週移動平均線
22752.14  75日移動平均線
22748.47  ボリンジャー:-1σ(25日)
22706.85  26週移動平均線
22591.09  6日移動平均線
 
22532.08  ★日経平均株価19日終値
 
22522.14  均衡表雲上限(日足)
22499.75  200日移動平均線
22290.37  ボリンジャー:-1σ(13週)
22247.56  均衡表雲下限(日足)
22192.84  ボリンジャー:-1σ(26週)
22114.99  ボリンジャー:-2σ(25日)
21831.59  均衡表雲上限(週足)
21682.62  ボリンジャー:-2σ(13週)
21678.84  ボリンジャー:-2σ(26週)
21636.98  均衡表雲下限(週足)
 
ローソク足は陽線を引き、終値は200日線を超えたが、5日線や75日線を上回ることなく推移した。25日線が再び下降しており、地合いの悪さを再確認する格好となった。
ボリンジャーバンドでは、日々線が-1σを下放れて一時-2σに接近し、こちらも売り圧力の継続を示した。
 
 
【東証1部に指定】
 
(19日大引け後発表分)
 
●北恵 <9872> [東証2]
東証は26日付で東証1部に指定する。
 
 
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