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64円高、下値に買い入り底堅く
【市況】東京株式(寄り付き)=64円高、下値に買い入り底堅く
【寄り付き概況】

 
17日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比64円20銭高の3万0387円54銭。
 
前日の米株式市場は、NYダウは前日比63ドル安と反落。米長期金利の上昇でハイテク株などが軟調だった。ただ、ナスダック指数は上昇するなど高安まちまち。この流れを受けた東京株式市場は底堅く上昇してスタートした。為替は1ドル=109円70銭前後と前日夕方に比べ円安で推移している。
 
前日までの2日間に350円ほど下げ過熱感がいったん和らいでおり、出遅れた投資家の押し目買いが入っている。国内の新型コロナウイルスの感染が縮小に向かっていることも買い安心感につながっている。
17日の東京株式市場では、エムスリーや東エレクなど前日に下げが目立った銘柄の一部に買いが入っている。上げ幅は140円を超える場面があった。
アドテストやスクリンといった半導体関連銘柄の一部が買われている。
 
経済活動の再開や経済対策への期待が引き続き、買い材料として意識されている。国内では、新型コロナウイルスの新規感染者数は減少傾向が続いている。きょうは自民党総裁選が告示され、複数の候補者による論戦が本格的に始まる。新型コロナの感染抑制策や経済対策をめぐる論戦の活発化は日本株を支える要因となっている。
 
JPX日経インデックス400は一進一退。東証株価指数(TOPIX)は高く始まった後、下げに転じる場面がある。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、13業種が高く、値上がりは海運、空運、輸送用機器、医薬品など。値下がり上位に鉄鋼、非鉄、その他金融、精密など。
 
 
個別では、JAL、ANAなどの空運株や、信越化、花王などの化学株が上昇。川崎汽や郵船など海運株が高い。T&Dや第一三共、東急が買われている。
一方、新株予約権付社債の発行を発表した日本製鉄は大幅安。東邦鉛や住友鉱など非鉄株が下落し、TOTOも売られている。
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