様子見か
様子見か |
17日の日経平均は反落。終値は前日比156円安の2万3319円だった。
前日の米国株は上昇したが、円相場が1ドル=104円台に入ったことが重荷となって軟調に推移してしまった。米国でハイテク株が伸び悩んでしまったことも響き様子見に。米FOMC後のパウエル議長の会見で量的緩和の強化が示されなかったため、今晩の米国株に対する不透明感も生じている。
終値(2万3319円)では5日線(2万3443円、17日時点)は下回ったものの、25日線(2万3202円)は下回っておらず、チャート形状はそこまで悪化していない。
18日の日経平均株価は、様子見姿勢が強まりそうだ。
海外市場頼みの状況が続くなか、19日から22日まで連休となることもあり、積極的に上値を追う地合いにはなりづらいと考える。
市場では「日経平均株価は25日移動平均線(17日時点で2万3202円)や、心理的なフシ目の2万3000円などが下値として意識されそうで、『突っ込み買いの吹き値売り』で対処したい」との声が聞かれた。
来週が3日立ち合いとなることから、目先の物色は短期志向となりやすく、新興市場が活況になると予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(17日現在)
24186.95 ボリンジャー:+3σ(13週)
23754.58 ボリンジャー:+3σ(25日)
23704.66 ボリンジャー:+2σ(13週)
23570.48 ボリンジャー:+2σ(25日)
23408.51 6日移動平均線
23386.38 ボリンジャー:+1σ(25日)
23319.37 ★日経平均株価17日終値
23230.46 均衡表転換線(日足)
23222.37 ボリンジャー:+1σ(13週)
23202.28 25日移動平均線
23163.18 ボリンジャー:+1σ(26週)
23088.50 均衡表基準線(日足)
23018.18 ボリンジャー:-1σ(25日)
22882.65 新値三本足陰転値
22834.08 ボリンジャー:-2σ(25日)
22756.03 75日移動平均線
22740.07 13週移動平均線
22649.97 ボリンジャー:-3σ(25日)
22646.11 均衡表転換線(週足)
22513.35 均衡表雲上限(日足)
22423.26 均衡表雲下限(日足)
22257.78 ボリンジャー:-1σ(13週)
22018.11 200日移動平均線
21775.48 ボリンジャー:-2σ(13週)
21586.09 26週移動平均線
21293.19 ボリンジャー:-3σ(13週)
ローソク足は陰線を引き、終値は5日線を下回って戻り売り圧力の強さを窺わせた。ボリンジャーバンドでは終値は+1σを下回り、上値トライは一旦仕切り直しの格好。一目均衡表では基準線と転換線が横ばいで終了し、遅行線は株価との上方乖離幅を縮小して強気シグナルが小さくなっている。
ストキャスティクスはともに下向きの%Kが43.78%、%Dが69.68%で低下余地を残しており、短期的に調整色が強まるリスクに留意したい。