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39円高 小幅続伸 円安や権利取り狙いの買い 
東京株式(前引け)=39円高 小幅続伸 円安や権利取り狙いの買い 

25日午前の日経平均株価は続伸した。午前終値は前週末比39円98銭高の2万3909円91銭だった。
前週からの好地合いを支えに小高い水準でのもみ合いが続いた。中国の上海株価指数は反落しているが、影響は限定的だった。
前日の米株市場では米中貿易摩擦への警戒感からNYダウが180ドル強の下落となったことで、前週末まで6連騰で計1200円以上の上昇をみせている日経平均も目先利益確定の動きがみられる。
 
外国為替市場では1ドル=112円台後半の円安に振れていることが主力株中心に支援材料となっている。3、9月期決算企業の権利付き最終売買日に当たることで、配当権利取り狙いの買いも入った。日経平均は一時2万3900円台半ばまで上昇し、心理的な節目の2万4000円に迫った
 
市場では「9月決算銘柄の権利付き最終売買日にあたることから、配当取りの買いが入り、下値を支えているようだ」と声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
 
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆5464億円、売買高は9億266万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の7割強にあたる1570、値下がりは461、変わらずは79銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、金属製品、化学、サービス業の上昇が目立ち、下落は、石油・石炭製品、海運業、機械。


個別では、ソニーが堅調、トヨタ自動車も買い優勢。東京エレクトロンやアドテスト、信越化など半導体関連銘柄が上昇した。資生堂、コーセーなども買われた。TATERUはストップ高となり、ガンホー・オンライン・エンターテイメント、アウトソーシングなども大幅高となっている。
 
半面、任天堂が冴えず、ファーストリテイリングが大きく値を下げた。ファナック、昭和電工、コマツが安く、JXTGホールディングスの下げも目立つ。スズキ、安川電機、ナブテスコも下落した。
 
 
東証2部株価指数は前週末比11.33ポイント高の7376.90ポイントと7日続伸した。
出来高4773万株。値上がり銘柄数は246、値下がり銘柄数は167となった。
 
個別では、SYSKEN、TTK、ソルコム、ベネフィット・ワン、ICDAホールディングスなど8銘柄が年初来高値を更新。東邦化学工業、東京ラヂエーター製造、ファーマフーズ、インテリジェント ウェイブ、アウンコンサルティングが買われた。
一方、三光マーケティングフーズ、萬世電機、原弘産、アサガミが年初来安値を更新。松尾電機、ツインバード工業、エムジーホーム、インタートレード、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートが売られた。

 
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