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カレーで認知機能の低下防止
昨年の12月26日の夜、テレビ朝日ホールディングス(9409)のテレビ朝日系列で放送された「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で、カレーと認知機能に関する事例が紹介された。 

カレー粉のクミン(和名はウコン)に含まれるクルクミンという成分が、認知機能の低下防止や、ひいては認知症の予防に関係するのではないかと注目されているようだ。 

番組を見た市場関係者によると、ある医師の日常が映像で紹介され、昼食にカレーを積極的に摂取している様子が紹介されたという。

画像:amazon

そして、愛用するレトルトカレーとして「エスビーゴールデンカレー」や大塚ホールディングス(4578)大塚食品の「銀座ろくさん亭・六三郎のまかないカレー」などが紹介された。

チャート出典:ストックウエザー株式会社

また、カレー粉を料理の味付けに活用するアイデアやメニューなども紹介されたという。 

昨年12月29日の東京株式市場では、ヱスビー食品(2805)が続伸して1万1930円(90円高)まで上げ、連日の上場来高値更新となった。 

業績が好調なため買い安心感がある上、ことが一段高の起爆剤になったとの見方が出ている。同社は、国内トップのスパイスを起点に即席カレーや香辛調味料、パスタソースなどを展開。スパイスとハーブで新商品を積極投入している。

チャート出典:ストックウエザー株式会社

ハウス食G<2810>は、米国事業の大半が豆腐事業となっており、今年度上期の売上高は前年比 18.3%増と成長している。また、中国ではカレーの認知度が高まり、売上は急増中だそうだ。

チャート出典:ストックウエザー株式会社

全国展開しているカレーチェーンのなかでの最大手といえば、壱番屋 (7630)の『カレーハウスCoCo壱番屋』。 

既存店売上高が好調。海外では既に中国、台湾で展開しているほか、今後はベトナムやイギリスの進出も予定しており、“日本カレー”人気に一役をかっている。

チャート出典:ストックウエザー株式会社

株式市場には、年末の値動きが好調だった銘柄は翌年人気化して大きな相場を形成するケースがあるとされる。 

「おせちもいいけどカレーもね」というテレビCMが流行したのはもう20年以上も前だが、市場関係者のなかには、2018年、カレーの需要がお正月から増加することを期待してヱスビー食品などカレー関連銘柄に注目している。 

ちなみに、1月22日は「カレーの日」。 

昭和57年(1982年)に社団法人 全国学校栄養士協議会が1月22日の給食のメニューをカレーにすることを決め、全国の小中学校で一斉にカレー給食が出されたことにちなんで定められた。
カレーが初めて日本に入ってきたのが、江戸幕府が鎖国を止めて横浜を開港した安政5年(1858年)だそうですが、すっかり家庭の定番メニューになっていますね。 
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