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英明コラム マーケットストラテジーメモ
12月4週
【推移】
22日(月)
前週は週前半2日で616円下落し週後半3日で866円の上昇。ボラは高かったが、これもNYの先物SQの影響だったのだろうか。原油価格やロシア問題、あるいはギリシャの選挙は見えにくくなった。スイスのマイナス金利やシェールガスの不透明感なども見えないフリ。結局市場はアメリカの金融問題で動いていることの傍証でもあろう。前週末の日経平均株価は17621円。PERは15.93倍。日経平均採用銘柄のEPSは17621÷15.93=1106円。1106円×16倍=17696円。1106円×17倍=18802円。このあたりまでは年内実現の可能性アリと見たいところ。前期末のEPSは1030円。今期10%増益なら1030円×1.1=1133円。増加余地は27円で少し少なすぎる感。ということは、市場は10%増益では収まらないと見ているのかも知れない。「NISA駆け込みウィーク」と「税対策駆け込みウィーク」。いずれにしても25日が年内受け渡し売買最終日。年末の5営業日に株価が上げたのは過去20年間のうち18回。この18回の平均上げ幅は200円以上だった。日経平均株価は13円高の17635円と4日続伸。昭和シェル、シロキが上昇、スカイマーク、アデランスが下落。

24日(水)
日経朝刊は32ページ。結局世界はクリスマス休暇。1面トップは「原油安、個人マネーに影」。「原油安は経済全般や家計には総じてプラスだが、個人マネーの萎縮を招く可能性もある」。唐突で「だから何?」という印象。先週水曜の1面トップの見打し「原油安、金融市場揺らす」。サブは「ロシア通貨急落、利上げ効かず」。あそこから株価は4日続伸。コレに対する免罪符でもあるのだろうか。そして「米国のシェールガスなどエネルギー事業に関連する社債やファンドの価格下落」の声。GSの試算では「バレル70ドル以下の水準では約120兆円規模の開発案件が中止の可能性がある」。 1年前にバラ色に輝いていたシェールもようやく牙を剥き始めた。とはいえ、米国株はGDPの上方修正で最高値を更新。「月の20日にモノ売るな」は今月もアリだった。市場の興味は「残す5日で『掉尾の一振』みられるかどうか」。原油価格は落ち着いた。ロシアルーブルを中心とした新興国マーケットの混乱も遠のいた。ギリシャの総選挙は定まらないが見えないフリ。「高値更新直後に調整入りとなった年初の相場が思い起こされる。年末に向けてはポジション調整の売りが増加する可能もあるだろう」。過去を敷衍したような思い通りの動きにはならないのが相場の常。一方で「1月前半高値の経験則は倍返しを伴って当てはまる可能性もある」という声も聞こえる。いずれにしてもクリスマスイブ。世界が聖夜を迎えることに変わりはない。日経平均株価はNYダウの過去最高値更新を受けて219円高の17854円と5日続伸。トヨタ、マーベラスが上昇、JT,KDDIが下落。新発10年国債利回りは0.310%と過去最低利回りを記録した。

25日(木)
アベノミクス3年目。景気対策とか経済対策とかではなく本当の成長戦略が問われる年が来る。バブル崩壊以降の日本経済の停滞からの脱却が出来るかどうかの分水嶺になる可能性は高い。現状の日経平均株株価採用銘柄の1株当たり利益は1100円。となると、1100×PER16倍=17600円。株価はほぼPER16倍の妥当値近辺での推移。ココに来期2割増益を織り込むと、1100×1.2(来期)×PER16倍=21120円。2万円という水準が見えてくる。しかも今期2割増益、来期2割増益で計算してみると、1030×1.2(今期)×1.2(来期)×PER16倍=23731円。2015年末に日経平均株価が2万円台に乗せていると実に23年ぶり。そういう壮大な構想で臨みたいもの。ところで12月クリスマス。振り返ってみれば1989年12月の38957円も大納会だった。12月のパフォーマンスは過去25年で18勝8敗。03年以降は10勝1敗。ここ6年は負けナシ。一方でNY市場。年末最終日の5営業日前から年始の2営業。つまり12月25日から1月3日の間の市場展開は強いというアノマリー。1969年以降、この間のNYダウの平均上昇率は1.5%。過去100年間、この期間の株高確率は70%。因みに東京市場でも昨年までの過去21年間での24日大引け買い、大納会引け売り。 これは20勝1敗。92年〜2013年の22年間の上昇確率は80%。負けは92年、96年、02年、10年の4回だけ。そして大統領選挙前年株高のアノマリー。1939年以降の76年間の大統領選挙前年のNY株は全勝。どうも良いアノマリーばかりが目に付くようになってきた。日経平均株価は45円安の17808円と6日ぶりの反落。東証1部の売買代金は1兆3842億円と39日ぶりに2兆円を割り込んだ。ネクスト、栄研化学が上昇、ピクセラ、関電が下落。

26日(金)
壮大な計画は経団連。2030年にGDPの210兆円拡大目指すという。テーマは長期ビジョンとして「『豊かで活力ある日本』の再生」。航空・宇宙など6分野を新たな基幹産業として育成すると明記してある。会長は東レの榊原定征会長だけに航空分野というのが興味深い。しかし、もしGDPが210兆円増加すると仮定すれば、東証1部の時価総額はGDPが限界。500兆円程度のGDPが710兆円になると、日経平均の上昇余地は現在の1.42倍。GDPを480兆円で想定すると1.43倍。17854円×1.42=25352円。17854円×1.43=25531円。力強い助っ人の数字が登場してきた。日経平均株価は10円高の17818円と小幅反発。東証1部の売買代金は1兆3676億円と低調。NSW、沖電線が上昇、ジーンズメイト、ミタチが下落。

(2) 欧米動向
2015年末つまり1年先の米S&P500株価指数。
2275P・モルガンスタンレー
2250P・JPモルガン
2225P・UBS
2200P・BOAメリル
2175P・ジェフリーズ
2150P・HSBC
2100P・ゴールドマン
2082.17P・12月23日の過去最高値

(3)アジア・新興国動向
気になるのが「フラジャイル7」。
市場関係者がささやき始めた脆弱な7通貨の総称という。
年初は「フラジャイル5」だった。
ブラジルレアル、インドルピー、インドネシアルピア、トルコリラ、南アランドの5通貨。
今回はこれにロシアルーブルとマレーシアリンギットが加わった。
そのうちに「Yen」も加わるのだろうか。

【展望】
スケジュールを見てみると・・・
29日(月)特になし
30日(火)大納会、米ケースシラー住宅指数、消費者信頼感
31日(水)大晦日、米シカゴ購買部協会景気指数、中古住宅販売
1日(木)元旦、所得税・相続税増税、中国製造業PMI、リトアニアがユーロ導入
2日(金)米ISM製造業景況感
5日(月)大発会
6日(火)マネタリーベース、米ISM非製造業PMI、
家電見本市「インターナショナルCES」開催
7日(水)米ADP雇用レポート、貿易収支、FOMC議事録公表、
BOE金融政策委員会
8日(木)都心オフィス空室率
9日(金)オプションSQ、景気動向指数、米雇用統計

昨年大納会高値は16320円(終値16291円)
9月月足陽線基準は15476円(9月1日終値)
10月陽線基準は16082円(10月1日終値)
11月陽線基準は16862円(11月4日終値)
12月陽線基準は17590円(12月1日終値)
10月SQ値は15296円。
11月SQ値は17549円。
12月SQ値は17281円。

1月。
過去25年は10勝15敗。
9位の成績。
5日(月)大発会、満月
9日(金)SQ
14日(水)上げの特異日
15日(木)ポイントの日
19日(月)NY株・為替休場(ニューイヤーズデー)
20日(火)日銀金融政策決定会合、ポイントの日
21日(水)ダヴォス会議(〜24日)、
22日(木)ECB理事会、水星逆行開始
28日(水)ポイントの日

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