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Eimei みちしるべ 2015年01月19日
《Eimei「みちしるべ」》(1月19日から23日の週)
原油安とギリシャのユーロ離脱懸念。
これにスイスフランの動揺は加わり市場はボラティリティの高い動き。
しかし原油安で恩恵をこうむるのは日本と中国。
ユーロの離脱については現状その仕組みはない。
スイスフランの動きは、風が静まれば収まる。
アルゼンチンや中国の株価指数の上昇の暗示しているものは、世界景気への悲観はな
いということだろう。
日経平均が75日移動平均線まで来ると反発している。
25日移動平均は人気線、75日移動平均は需給線、200日移動平均は景気線。
そして75日も200日も右肩上がりの現状。
ということは市場心理・投資マインドは揺れ動いているものの、需給も景気も悪くな
いということ。
だからこそ慌てない、騒がないの姿勢が必要とされる。

長い間離反していた永田町と兜町はアベノミクス発足以来2年間は蜜月の度合いを深
めてきた。
政策が市場至上主義になったということ。
だからこそ、突っ込めば反転ということなのだろう。

先週金曜にUSSの名古屋本社のオークション会場を見学してきた。
その日の朝の日経では「活況中古車輸出の黄信号」との見出し。
サブは「ルーブル急落、ロシアで逆風」の見出し。
聞いてみると確かにロシア向けは多いとのこと。
しかしこのところの円安で起きていることは、「価格帯と車種の拡大」。
価格競争力が付いてきたので、従来の低価格から少し上の価格帯までが外国人の購入
枠に入ってきたという。
中古車輸出は4年連続で増加。
そしてトップの輸出先はロシアで11.4万台。
しかし2位のニュージーランドが9.5万台、3位のミャンマが9.2万台。
3位はUAEの7.2万台、4位チリ6万台、5位ケニア5.3万台。
日本車への人気はたぶん途絶えることはなかろう。
そして円安効果は10年落ちの中古車から5年落ちの中古車をもターゲット化してき
た。

この流れは変わらないだろう。
現実を見間違えで「見えない不安」に慄いていえると相場観は狂ってくる。

日経平均想定レンジ

下限17281円(12月SQ値)〜上限17935円(終値ベースの昨年高値)
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