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Eimei みちしるべ 2016年04月25日
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《Eimei「みちしるべ」》

(4月25日から4月28日の週)

降ってわいたような通信社の報道が相場を一変させた週末。
混沌としていた日経平均株価は眠気とやる気が覚めて
一気に208円高の17572円と高値引けで4日続伸となった。
週間では724円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成。
報道の中身は「日銀が金融機関への貸し出しにもマイナス金利を検討」。
メガバンクや不動産、REITなどが上昇。
みずほの売買高は4.8億株まで増加した。
シカゴ225先物は終値は17740円で高値は17770円。
3月14日の高値17291円は軽く抜いて、
2月1日終値17865円(高値17905円)が視野に入ってきた。
場合によっては・・・
絶望のスタートとなった大発会1月4日終値18450円も見えてくる。
そうなると200日線18290円だって射程になってくる。
ただ問題は過熱感。
25日線からのかい離はプラス5.94%。
3月14日の5.49%を越えており明らかに過熱。
日経平均のPERは15.99倍(EPSは1098円)。
S&P500の17倍台まであと少しで追いつく。
ただ今年は日米共に4日続伸までがレコード。
今日NYに先駆けて5日続伸すると風景が変わる可能性もある。
加えて一目均衡の雲は27日に白くねじれており悪くはない。
日経平均そのものが雲の上限(16989円)を越えており青空飛行状態。
「松井証券経由の信用評価損益率で買い方がプラスになるまで。
(週末マイナス5.219%)」と言う欲も出てくる。
「日経VIが20%台前半(週末29.09%)になるまでは行けるかも」
という心理もあり得なくはない。
空売り比率は34.2%。
左脳で過熱感を感じつつ右脳で「もう一息」を願う相場。
日銀の金融緩和を先取りしたとするならば、
金融政策決定会合の結果が発表される3連休控えの木曜後場で
「出尽くし感」となるのかも知れない。
その日銀金融政策決定会合についてのGSのレポートは「追加緩和予想」。
ETFの買い増しが柱で「現状2倍強の7兆円程度が目安」という。
となると毎日300億円弱買う計算となる。
これが実現するならば「マイナス金利融資」にオンされることになろうか。 
相場がそんなに予定通りなるものではないというのも分かっているのだが・・・。
「量=質×時間」の方程式。
「株価の今日や明日、来週の動きは単なる気まぐれでしかない」。
ピーターリンチさんは言う。
こんなときに「悪魔の囁きに騙されない法」が必要なのだろう。
「何を買うではなく何をどう利益確定するのか。
180度異なるこの視点は結構新鮮。
ベテラン投資家さんの含蓄に満ちた言葉に聞こえる。
ゴールからスタートする視点を持てればいいということだろう。
つまり何を買うかではなく、どう売るか。
言いかえれば呪縛からの解放投資戦略。
これが今年度のテーマとなる」。
そうは言ってみたものの、「もう一文の欲」は消えるものではなかろう。
月内最終受け渡し日。
明日から風景が変わらないでいて欲しいもの。
東証マザーズ指数は先週9.6%上昇で10週続伸(期間累計83%上昇)。


日経平均想定レンジ

下限17099円(4月20日マド空け水準)〜上限17905円(2月1日高値)

そろそろ決算発表の時期。
やや常識的なことを調べてみた。
★期初予想の特徴。
(1)企業は外部環境を意識しながら慎重な数字を出してくる傾向がある。
   3月時点の外部環境を織り込んだ形で慎重な数字が出てきやすいので注意が必要。
(2)日本企業は期初予想で慎重な予想を立て四半期ごとの決算で上方修正していきたいもの。
   これも企業が期初予想を慎重に出してくる要因。
★本決算発表後の株価の動き
デイトレの「決算プレー」があり株価の動きが早くなり乱高下しやすくなる。
この時期の株価の動きは読みづらく5月下旬までは株価は落ち着かない状態になりやすい。
★決算発表前の株価の動き
主力株や大型株は、決算発表日の前から決算の株価への織り込みが進む。
ただ「出尽くし」の動きが出やすくなる。
好調な決算は投資家はそれまでに先回りして買っているので、決算発表と同時に材料出尽くし。
決算発表前に売り込まれている銘柄は、決算発表時に「出尽くし」でショートカバー 。
中小型株はサプライズが多い。
アナリストが注目していない銘柄が穴場。
★想定為替レートと実勢為替レート
輸出企業は、想定為替レートより実勢為替レートが円安に進んでいれば上振れ余地。
★決算発表前の指数採用銘柄はヘッジの売りが出るので上がりにくく売られやすい傾向。
ただし、決算発表後はアンワインドの買戻しが入りやすくなる。

まさに相場はリズムとスケジュールの産物。

(1)日本市場とアメリカ市場の休場日とSQ日
(2)日銀会合とFOMCとECB理事会の日程
(3)日本のGDP発表日
(4)G7、G20などの世界の経済首脳会議の日程

・・・当たり前だが、売り方は(2)のない週に思いっきり売って来る。
そして(2)のある週に買い戻し。
(2)で何も出て来ないのが分かると、安心してまた売りを浴びせて来る。
次の(2)が来るまで…。

(兜町カタリスト 櫻井英明)

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