みちしるべ 20年06月15日号
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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話題レポート
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《Eimei「みちしるべ」》

(6月15日→6月19日の週)

Quick調査の6月5日時点の信用評価損率は▲14.65%。
(前週▲15.51%、3月19日▲31.37)。
1月17日時点の▲10.60%に向けて5週連続改善。
6月5日時点の信用売り残は639億円増の9413億円。
4週連続の増加。
同信用買い残は95億円減の2兆40億円。
2週連続の減少。
金額ベースでの信用倍率は2.13倍(前週は2.30倍)。
2週連続の減少。
当限は1414億円減の2兆1038億円。
翌限以降は122億円減の1801億円。
同裁定買い残は384億円減の4600億円。
3週ぶりの減少。
当限は134億円減の3777億円。
翌限以降は249億円減の822億円。


今年の曜日別勝敗(6月12日まで)

月曜10勝10敗
火曜11勝10敗
水曜12勝9敗
木曜10勝13敗
金曜10勝12敗。

先週火曜は日経朝刊の「持たざるリスク」の見出しで株安。
アノマリーは成立した。
前場の実況で言ったのは「きっと《高値警戒感からの利益確定売り》が活字になる」。
見出しにはなっていなかったが投信関係の市場関係者のコメント。
「高値警戒の利益確定の売り」。
そのままだった。
見出しは「急伸の割安株失速」だから結構芸が細かい。
ただ・・・。
データというのは単一でなく複合でみることが重要だろう。
指摘されていたのは25日線からのかい離率。
「10%を超えたのは13年5月22日、14年11月14日以来3度目。
1度目の翌日の5月23日は前日比1143円安となりアベノミクス開始後で初の大幅下落となった」。
これは事実だ。
しかしこの時は25日線が話題だったのではなくポイントは200日線だった。
記憶ではプラスかい離が45%だった。
今の200日線からのプラスかい離はまだ6.3%。
まったく違和感はない水準。
単一指標だけで論じると間違えやすい。

このところの相場観というよりは相場勘は結構間違っていないような気がする。
そろそろPCIが動意かな?と考えたら連続ストップ高。
バイオ相場の中でナノキャリの出番がないなと眺めていたらストップ高。
実は月曜の銘柄で書こうとしたのだが週末の上昇があったので躊躇したら、この始末。
でも「勘」は人は馬鹿にするけど大切なもの。
勘は記憶の産物、度胸は推理の産物と言って久しい。
閃きこそ相場と言ってしまうとおこがましいが・・・。

日経平均想定レンジ

下限22062円(月足陽線基準)ー上限24041円(1月17日年初来高値)

「上がって弱気、下がって強気」が市場の本来の心理。
しかし通常は「上がって強気、下がって弱気」。
相場で重要なのは「上下の方向感、値幅、時間軸、タイミング」。
この中で特に「タイミング」こそが重要だろう。
値幅も時間軸も特に罫線の市場関係者は妙に丁寧に語ってくれる。
しかしタイミングはめったに語ってくれないものだ。
理由は簡単でたぶん論理的には説明できないからだろう。
あるいは自信がないからだろう。
理路整然と語られた相場観が尻切れトンボの無結論になる根拠はここにあるようなきがする。
「タイミングこそすべて」と言っても過言ではないが滅多に語られない。
これは体で感じるしかないのかも知れない。
4日連続ストップ高の後のナノキャリア。
今朝の「カタリスト銘柄」だったが結果論的には売り気配で寄ってストップ高。
この呼吸が図れるかどうかは年期なのかも知れない。
つまらない政談や時間つぶしの海外情勢分析などよりも「タイミングを図る訓練」が必要だろう。
加えれば・・・。
相場は学ぶものではなかろう。
たとえば勉強好きな人は罫線を一生懸命勉強する。
だったら一番勉強した人が市場儲かるかといえばそうでもない。
あるいは財務分析に精魂を傾ける投資家さんもいる。
でもそれで必ず儲かっているかというとそうでもない。
むしろ・・・。
相場における「感情とか心理」。
あるいは相場における「タイミングの図り方」。
これを会得し勝手に免許皆伝した方が投資には役立つように思う。
そういう意味では古い評論家さんたちが良く使う「相場道」という言葉もあながちアナクロでないかも知れない。
もっとも「道」どいうほど刻苦研鑽することもなかろうが・・・。
「所詮相場、命までは取られない」という域に達するまでは時間がかかろう。

「19500円は上限」。
「2万を超えることはないしPBRの1倍なんてやってこない」。
「2万1000円が上限」。
ところが株価が23000円を超えてくると「すべての指標は上昇サイン」。
あるいは「天井はどこまでいくかわからない」。
信じがたいが同じ人物のコメントだ。
「下がって弱気、上がって強気」という明確な逆指標として楽しませてくれる。
バブルの前から斜に構えて相場を理路整然と外す先輩たちをしばしば見てきた。
ご本人には外した自覚がないから相場観はますます珍妙なものとなる。
傍からは相場におけるパロディを演じているように見える。
だから「相場には素直な心で対峙する」ことが一番重要なのであろう。

(兜町カタリスト 櫻井英明)


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