みちしるべ 21年06月21日号
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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話題レポート
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《Eimei「みちしるべ」》

(6月21日→6月25日の週)

Quick調査の6月11日時点の信用評価損率は▲7.90%(前々週▲8.33%)。
4週連続で好転。
4月16日以来の7%台。
6月11日時点の信用売り残は23億円減の7862億円。
3週ぶりに減少。
同信用買い残は705億円増の3兆3759億円。
2週連続で増加。
金額ベースでの信用倍率は4.29倍(前週は4.19倍)。
6月11日時点の裁定売り残は3768億円減の4267億円。
(当限は2698億円なので5337億円減)。
5週連続で減少。
裁定買い残は2417億円増の7250億円。
(当限は6224億円なので1528億円増)。
2週ぶりに増加。
メジャーSQ通過で様相は変化。

今年の曜日別勝敗(6月18日まで)

月曜15勝7敗
火曜12勝10敗
水曜10勝13敗
木曜15勝7敗
金曜11勝13敗

10月第2週の海外投資家動向

現物2263億円売り越し(3週間ぶり)
先物2116億円買い越し(2週間ぶり)
合計147億円売り越し(2週連続)。
売り越しながら現物と先物でほぼ相殺といった印象。
事業法人は現物を2760億円買い越し。
2019年9月以来の大きさ。
買い越しは3週連続。
個人は1483億円買い越し(前週943億円買い越し)。
信託銀行は427億円買い越し。
自己は前週の2123億円売り越しから87億円買い越し。


アノマリー。

(1)「鬼門の6月第4週」。

過去のNYダウは月第四週に下落の方が圧倒的に多い。
性」の声。

(2)「年初から6月15日までのS&P500指数の下落率が3%以下の年は、
それ以降年末までの株価は上昇する傾向」。
平均すると下ブレは非常に小さい。


★日経平均想定レンジ

下限28565円(6月2日安値)―上限29685円(5月10日高値)

「科学とICTを用いたコロナ対策」という言葉が登場してきた。
ようやく「サイエンス」になるのかと思ったらそうでもない。
「鼻にフィットしたマスクの着用」。
「大声を避ける」。
100年前のスペイン風邪の時代と変わりはない。
あるいは「感染状況を把握するための下水調査」。
1950ー60年代に白衣を着た保健所の人が消毒していた姿が思い起こされる。
「五輪で一番リスクが少ないのは無観客」など誰でも言えるだろう。
パブリックビューイングや応援イベント、街角の大型ビジョンでの中継放映などは中止。
応援を目的とした飲食店での観戦などの自粛要請を検討。
「科学技術をフルに活用する時代になってきた」というのがコレなのだろうか。
創意工夫というのは1年もあれば少しは考え付くと思うが・・・。
もっとも未曾有だから思いつかないのだろうか。
逆に民間の力を感じたのはワクチン接種。
企業・団体等が接種を開始。
スピード感の違いを見ていると、やはり「民間活力」は衰えていないような気がする。
少なくとも、上記のような陳腐な対策など持ち出したら事前の会議では場外退場のハズだ。
もっとも・・・。
アメリカでかつて施行されていた禁酒法。
背景は「アルコールは神からの贈り物。
一方で、その乱用は悪魔の仕業によるものという明確な社会的同意」。
しかし18世紀後半に活躍した有名な医師ベンジャミン・ラッシュ。
1784年に「アルコールの過度の乱用は身体的かつ心因的な健康に有害である」と主張した。
この主張が広範囲にわたって議論された。
その延長線上での禁酒法。
宗教などの理由ではなくいわゆる科学が期限だったという。
今日出てくるはずの成長戦略に期待したい週末。

《虚構の話法》

(1)限定条件付き結論

「株価が5日線を上回っていれば株価は上昇基調」
「空売り比率が低下すれば株価は上昇する」

結論が間違っていても条件の間違いとしてしまう。
だから無誤謬になることが多い。
従って強い言葉で語れることも多い。


(2)全方向予測

「長期上昇基調だが短期調整はあるかも知れない」
「長期下落基調だが短期リバウンドがあるかも知れない」。

どちらに動いても説明可能な不思議な表現。

(3)倒置あるいは置換

「VIX指数が上昇しているからボラは上昇した」
「株価が動かないから信用買い残が減らない」

結論を前提条件にしているので間違えない。

(4)無結論あるいは免罪符

「上昇確率40%、下落確率40%、動かない確率20%」。
「注意しましょう、警戒しましょう」。

何も言っていないのとほぼ一緒なので無誤謬。

かつてクレディの「サプライズはこうして生まれる」というレポートが興味深かった。
短期的な株価変動は期待と現実の追いかけっこ理論によって説明可能という趣旨だった。
(1)株価が上がると先行きに対する期待が一段と高まる
(2)切り上がった期待に現実が追いつかないと株価は下がる
(3)株価が下がると先行きに対する期待が低下する
(4)切り下がった期待に現実が追いつくと株価は上がる
株価はこの短期サイクルを市場は(特にボックス圏では)繰り返す傾向にある。
結論は「思っていたほど悪くないというだけでポジティブ・サプライズが生まれる素地が整いつつある」。

因みに1980年頃の東証1部の時価総額は80兆円程度。
純利益の総額は8兆円程度だったという。
最近の時価総額は700兆円超。
純利益の総額は30兆円超。

それこそ・・・。
「コロナ」って言うと「コロナ」って言う。
「ワクチン」って言うと「ワクチン」って言う。
「解除」っていうと「解除」って言う。
あとで空しくなって「バカバカしい」って言うと「ミラー」って言う。
こだまでしょうか、いいえいつでも。

1953年生まれの競走馬にエイメイというのがいた。
獲得賞金はゼロ。
2012年に一度だけ走って着外に沈んだのがテンシエイメイ。
最近走っているのがエイメイカカン。
先週の東京6レース未勝利戦にも出たが8位。
過去5戦未勝利。
エイメイという馬は走らないらしい。

(兜町カタリスト 櫻井英明)


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