みちしるべ 21年07月19日号
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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話題レポート
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《Eimei「みちしるべ」》

(7月19日→7月21日の週)


Quick調査の7月9日時点の信用評価損率は▲8.48%(前々週▲8.11%)。
2週ぶりに悪化。
7月9日時点の信用売り残は447億円減の6727億円。
2週連続の減少。
同信用買い残は1655億円増の3兆6041億円。
2週連続の増加。
金額ベースでの信用倍率は5.36倍(前週は4.79倍)。
8週間ぶりに5倍台。
7月9日時点の裁定売り残は114億円増の2564億円。
(当限は2564億円なので1547億円増)。
2週連続増加。
裁定買い残は2058億円減の6466億円。
(当限は6466億円なので1024億円減)。
2週連続で減少。

今年の曜日別勝敗(7月16日まで)

月曜16勝11敗
火曜15勝11敗
水曜10勝18敗
木曜16勝10敗
金曜13勝15敗

7月第1週の海外投資家動向。
現物137億円買い越し(2週間ぶり)。
先物2186億円売り越し(2週連続)。
合計2048億円売り越し(2週連続)。

20年7月の東証一部の売買代金は一日平均2兆1071億円。
同年8月(2兆934億円)よりは多かった。
21年7月は13日までの9営業日で2兆2502億円。
今のところ前年同月を上回っている。

先日、銀座泰明小学校横の画廊「ギャラリーシライシ」を取材。
さまざまな絵画と遭遇した。
スタッフさんの言葉は「良い絵と出逢うと絵が動いて見えることがあります」。
そして「まず気持ちがザワザワしてきます。
絵に時間の空気が閉じ込められているという感じですかね」。
抽象画だと「これは何?」と作者の意図を探ることも楽しいとも。
株式市場チックに言い換えてみると・・・。
「良い株と出逢うと、株価が動いて見えることがあります。
まず気持ちがザワザワしてきます。
株価に(未来の)時間の空気が閉じ込められているという感じですね。
これは何?って買い手や売り手の意図を探ることも楽しいですね」。

★日経平均想定レンジ

下限27523円(ボリンジャーのマイナス3σ水準)―上限28703円(25日線水準)


先々週の売買動向で自己が2208億円の売り越し。
前々週の231億円買い越しからは売りが膨らんだ。
自己売買動向は金融法人や外国人投資家などの大手顧客の「売り決め、買い決め」の反対売買。
ということは「売りキメ」が多かったのだろう。
因みに海外投資家は2737億円の売り越しだった。
そして1→6月の個人投資家の現物株売買シェアは24.8%。
金額では177.698兆円となった。
2014年の26%以来の高水準だ。
因みに6月の信用取引比率が67.8%。
これは昨年8月の67.9%以来の水準。
「借金で株投資」という見出しもあるが、日米中ともにこの傾向が目立つっている。
米国の融資残高が約100兆円。
中国の信用残高約27兆円。
東京の信用残3兆円台など小さい数字に映る。
背景は「株高」と「低金利」というのは誰でも理解できよう。
低金利の影響はREITにも波及し「世界で最高値」の見出し。
7月7日までの上昇率はカナダ23%、米国22%、日本20%。
株よりも上昇率が高い。
10日の日経朝刊「スクランブル」に登場したのはNY大学ルービニ教授の論文。
「迫りくるスタグフレーショナリ債務危機」。
政府と民間の巨額債務をスタグフレージョンが襲う。
それに対して中央銀行はなすすべがないという内容だという。
しかし・・・。
「恐慌博士と呼ばれるルービニ教授登場は株高」というのが個人的アノマリだが・・・。

銘柄コード <日経平均構成銘柄非採用の時価総額上位銘柄>
6861 キーエンス
7974 任天堂
6594 日電産
6981 村田製
4661 OLC
7741 HOYA
6273 SMC
7182 ゆうちょ銀
4612 日本ペHD
6201 豊田織
6869 シスメックス
8113 ユニチャーム
7309 シマノ
8591 オリックス
6723 ルネサス
9843 ニトリHD
6502 東芝
4307 野村総研
4684 オービック
6920 レーザーテク

ゴールドマンのフロートレーダーのスコット・ルーブナー氏。
「ショートポジションの人達はカバーする必要があるだろう」との見解。
企業の自社株買いが始まるほか、世界的にMMFへの資金流入が高水準。
米株が下げたところでは買いが見込まれる。
21年上半期にMMFへの資金流入は20年上半期に次いで過去2番目の大きさ。
「膨大な資金が米株に向かう」との解釈。

野村証券のレポート。
「コロナ後」を見据えた長期戦略として「リオープン関連×長期成長ポテンシャルという組み合わせに妙味がある」。
コロナ耐性の低いグロース銘柄で「数は少ないものの、間接的に新型コロナが向かい風となった銘柄に長期的な株価上値余地が大きい。
「リオープン・グロース」の中でもコロナ影響が見えにくい業種の銘柄に注目する。
以下は「隠れリオープン銘柄」の候補リスト

銘柄コード 銘柄略称 2019年末減収要因からの騰落率
9416 ビジョン -41.2 アウトバウンド、インバウンド需要の減少
9716 乃村工 -39.2 受注活動停滞など、大型案件の完工が減少
4344 ソースネクスト -36.3 AI通訳機の需要減少
7730 マニー -18.5 世界的に外科手術・医療処置が減少
7846 パイロット -14.5 販売店の休業やオフィス環境の変化
6465 ホシザキ -7 新型コロナのフードサービス産業への影響
6289 技研製 -5.8 顧客の設備投資控え
3446 JTECCORP 0.6 米中施設建設や研究計画の遅れなど
6588 東芝テック 0.9 PSシステムや複合機の需要減
2371 カカクコム 14.4 食べログの落ち込み


(兜町カタリスト 櫻井英明)


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