みちしるべ 21年09月06日号
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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話題レポート
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《Eimei「みちしるべ」》

(9月6日→9月10日の週)


Quick調査の8月27時点の信用評価損率は▲10.79%(前々週▲12.88%)。
2週ぶりに好転。
8月27日時点の信用売り残は1509億円増の8432億円。
2週ぶりに増加。
同信用買い残は886億円減の3兆3685億円。
2週ぶりに減少。
金額ベースでの信用倍率は3.99倍(前週は4.99倍)。
3月26日時点以来の3倍台。
8月27日時点の裁定売り残は3003億円減の909億円。
(当限は909億円なので2608億円減)。
5週連続で減少。
裁定買い残は1295億円減の4795億円。
(当限は4795億円なの136億円減)。
2週連続減少。
翌限以降は売り買いともにゼロとなった。

8月最終週の海外投資家動向。
現物45億円の売り越し(2週連続)。
先物3361億円の買い越し(2週間ぶり)。
合計3316億円の買い越し(2週間ぶり)。

裁定売り残は3003億円減の909億円。
(当限は909億円なので2608億円減)。
5週連続で減少。
この裁定売り残の解消の現象が先物売り現物買いとなって先週の株高の背景になってとも言える。
ただ、いくらなんでも909億円は少なすぎ。
たぶん現物と先物の逆ザヤが解消したことで裁定売りに機会がなくなったのだろう。
来週のSQを過ぎてまた逆ザヤになれば売り残が増えるのかどうか。
需給という点でここが今朝最大のテーマに思える。
因みに裁定売り残は昨年11月6日時点で2兆380億円。
今年2月19日時点で1兆2168億円。
一方、裁定買い残は1295億円減の4795億円。
(当限は4795億円なの136億円減)。
2週連続減少。
裁定買い残は3月5日時点で1兆4111億円。
3月26日時点で1兆4382億円。
こちらもほぼやる気なし。
翌限以降は売り買いともにゼロ。

7月13日(火)高値28852円(終値28718円)。
6月15日(火)高値29480円(終値29441円)。
その先は5月10日(月)高値29685円(終値29518円)。
そして4月6日(火)高値30208円(終値29696円)。
夢は膨らむ。
因みに2月16日高値30714円も3月16日高値30485円も火曜日。
高値は妙に火曜が多かった。

今年の曜日別勝敗(9月3日まで)

月曜20勝13敗
火曜19勝14敗
水曜14勝21敗
木曜20勝12敗
金曜15勝19敗

8月第3週の海外投資家動向
現物3634億円売り越し(3週間ぶり)
先物3453億円売り越し(3週間ぶり)
合計7087億円売り越し(3週間ぶり)


★日経平均想定レンジ


下限29128円(25日線)―上限30714円(2月16日高値)

9月は永田町の季節を迎えた。
登場したのは選挙の株高。
「1979年の大平首相の解散以降2017年までの総選挙、
投票日前、投票日からの半年後のTOPIXの勝率は高い」。
そして「2012年、14年、17年の総選挙時のTOPIXはいずれも大幅高」。
因みに・・・。
日経朝刊「スクランブル」でも「解散は買い」のアノマリーは紹介されている。
1990年1月以来衆院解散総選挙は過去10回。
選挙期間中の株価は日経平均で10勝無敗、TOPIXで9勝1敗。
日経平均の平均上昇リルは4.2%。
05年以降だと7.3%。
過去5回の総選挙で投票前7週間で外国人は平均で現物先物合計3兆円を買い越していた。
人事が好きなのは洋の東西を問わないようだ。
しかし昨日は午前9時半頃に菅首相が解散観測を否定。
それでも後場に高値を取ってきた相場。
「解散」が材料ではないのかも知れないし、市場は「総理」を信じていないのかも知れない。
因みに、3つのついてもいい嘘は「衆院解散・為替介入・公定歩合引き上げ」というのが古い慣習だった。

テレビなどでよく見かける視聴者坂型プレゼントクイズ。
赤・青・緑・黄色などのボタンを押して答える仕組みだ。
★「株価を動かす要因は?」
赤:業績
青:需給
緑:チャート
黄色:経済指標やイベント
紫:心理
橙:恐怖
黒:材料

どのボタンが一番多く押されるだろうか。
紫なんて少なそうだが・・・。

「昔、日銀がETFを買っていた頃もあったね」。
そんな声も聞こえてきそうな状態となった。
直近に日銀がETFを買ったのは6月21日。
前場のTOPIXが2.55%下落して701億円のETFを買った。
それから48営業日。
7月ゼロ、8月ゼロとなっている。
その前は4月21日の前場TOPIX2.17%下落で701億円。
5月はゼロだった。
3月30日が1.06%下下落で501億円、3月24日が2.21%下落で701億円。
頻繁に買っていたころが懐かしい。
現実は今期4月以降ETFの購入はたった2回。
予算が余って仕方がないことだろう。
前場2%下落でなければ買わないという頑なさは大したものだ。

罫線を見るときに重要なのは「多くの人が見ている」ということ。
例えば移動平均線は可変であり計算日数にはいろいろな数字が使われる。
5、6、10、13、20、25、30、60、75・・・」。
どれを使っても構わない。
自分なりに最適化することも悪くない。
最適化したと考えてほくそ笑むことも悪くはない。
しかし「独りよがり」では通用しにくいと言える。
移動平均など多くの罫線的思考は皆が見てくれるから気にしてくれる。
コンピュータの株価分析にも採用されることになる。
だから相場にも影響を与えることがあるのだろう。
孤独な罫線は天井まで届こうと下の階まで行こうと所詮自分だけの世界。
そこで満足すれば良いだけのこと。
それを普遍化させようとするから表現が強くなる。
そして結果的に相手にされない罫線はいつの間にか姿を消していくものだ。

先週日曜の夕方に自宅で今年初のゲッコーとの遭遇。
小さなカワイイ奴だったがやはり吉兆だった。
次は「ハクビシン」に会えれば3万円だろうか。
マーケットは必ずしも経済指標だけでは動かないもの。
そして過去の延長線を必ずしも継続しないもの。
だから「理外の理」が活きてくる場所なのだろう。


(兜町カタリスト 櫻井英明)


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