みちしるべ 22年03月28日号
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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話題レポート
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《Eimei「みちしるべ」》


(3月28日→4月1日の週)



3月18日時点のQuick調査の信用評価損率は▲12.27%(前週▲15.65%)。
2週ぶりに好転。
3月18日時点の信用売り残は1130億円増の8532億円。
2週連続で増加。
同信用買い残は1667億円減の3兆400億円。
2週連続で減少。
信用倍率は3.56倍(前週4.33倍)。
7週前は5倍台だった。
3月18日時点の裁定売り残は317億円増の2378億円。
2週連続で増加。
裁定買い残は2178億円増の1兆1545億円。
3週連続で増加。

3月第3週の週間海外投資家動向。
現物1955億円売り越し(4週連続で売り越し)。
先物4695億円買い越し(2週連続で買い越し)。
合計2740億円買い越し(5週ぶりに買い越し)。

個人は現物3556億円の売り越し。
先物2220億円の売り越し。
合計5777億円の売り越し(2週ぶりに売り越し)。
信託銀行は現物46億円買い越し。
先物315億円買い越し。
合計361億円買い越し(2週連続)。

3月第2週の週間海外投資家動向。
現物9935億円売り越し(3週連続で売り越し)。
先物6785億円買い越し(4週ぶりに買い越し)。
合計3149億円売り越し(4週連続で売り越し)。

3月第1週の週間海外投資家動向。
現物2692億円売り越し(2週連続で売り越し)。
先物1100億円売り越し(3週連続で売り越し)。
合計3792億円売り越し(3週連続で売り越し)。

信託銀行が2週間ぶりに買い越し(579億円)。
個人は4週連続買い越し(670億円)だった。
いずれも金額は減少。



今年の曜日別勝敗(3月25日まで)

月曜5勝4敗
火曜6勝6敗
水曜7勝4敗
木曜6勝6敗
金曜6勝6敗

チャートやデータは皆が見ているのが前提。
みんなが知っているというのが重要。
なぜなら、皆が知らないと通じないからだ。
独善はダメ。
孤高もダメ。
みんなが知っている知識の範囲内で物事を語らなければそれこそ狷介になってしまう。

キャラバン隊(日経朝刊スクランブル)の話。
海外投資家に日本株を売り込む大規模マーケッティング。
野村は7年ぶりに実施するという。
背景は「リモートの定着で直接対話の機会が減少」。
画面を見て仕事をした気になっているなということだろう。
欧米の経済再開ならばキャラバン隊復活だ。
「世界の投資家のリスク配分が大きく変わるときに海外勢が日本をスルーしている状況は放置して言い訳がない」。
ブロックトレードでの相場操縦などよりもはるかに立派な姿勢だ。
野村がキャラバン隊を結成・派遣したのは80年代に1回。
2005年9月。
2008年と2015年。
7年ぶりに復活。

大和のレポートは「権利落ち日」。
「権利落ち日は上昇するとは限らない。
パッシブ運用のシェアの分だけしか、先物の再投資は行われないのだから当然だ。
むしろ、権利落ち日に配当落ち分を埋めて上昇している場合は、その後も株価が上昇する傾向。
逆も同様だ。
実質新年度入り初日の勢いが、株価トレンドを占う」。
過去19年は8勝11敗。
過去の権利落ち日の動向。

21年3月30日▲48円。
20年3月30日▲304円。
19年3月27日▲19円。
18年3月28日▲286円。
17年3月28日△14円。
16年3月29日▲30円。
15年3月27日▲185円。
14年3月27日△145円。
13年3月27日△22円。
12年3月28日▲72円。
11年3月29日▲19円。
10年3月29日▲9円。
09年3月26日△156円、
08年3月26日▲38円。
07年3月27日▲156円。
06年3月28日△40円。
05年3月28日△31円。
04年3月26日△239円。
03年3月26日△113円。


★日経平均想定レンジ

下限27490円(75日線)−上限29271円(ボリンジャーのプラス3σ)

1カ月ぶりに取引を再開したロシアの株式市場は荒い値動きの中で大半の銘柄が上昇。
「寄り付きから大口の買い注文が見られた。
財務省が株式を買うとの見方が全体的な地合いを支えている」との声が聞こえる。
ルーブル建てのMOEX指数は9%高の2695.8。
ドル建てのRTS指数は取引が再開されていない。
航空会社アエロフロートは一時約20%急落後、下落幅を9%に縮小。
大手銀行VTBは1.5%安。
ガス大手のノバテクは25%近く上昇。
ガスプロムは約18%、ロスネフチは20%超、ルクオイルは6%上昇。

相場はその都度常に生まれ変わる存在。
上でも下でも生まれ変わる。
だから輪廻転生。
生まれ変わるからデータだけで分析すると間違いなく遅れる。
テーマもコロコロ変わる。
でも市場は意外と幼稚だから一つのテーマしか考えられない。
今日の値動きの中に明日の芽がある。
だから体でそれを感じることが重要だ。

3月17日に日経平均、TOPIX、東証2部指数、日経ジャスダック平均、マザーズ指数が25日線を終値で上回った。
NYダウとS&P500は16日に25日線を上回った。
NASDAQは17日に25日線を上回った。
ようやく登場したのは「日経平均は3月9日の24681円(取引時間中)で今年の底をつけた可能性」。
罫線はやはり少し遅れるようだ。
因みにPER11倍台も3月9日で終わった。
3月8日(火)のシカゴブルズのネクタイ効果は今回もあった。

3月22日に空売り比率は39.9%(前日42.1%。44日ぶりに40%割れ)。
44日ぶりに40%以下になった。
直近ピークは3月11日の51.1%、その前が1月27日の52.9%。
3月9日の安値が24681円でボトム。
そこからは昨日まで約2563円の上昇だ。
考えておきたいのは空売り比率の遅行性。
40日以上も40%を超えてようやく30%台に戻った。
しかしそれ以前に株価は既に上昇していたということ。
50%を超えた時点が目先の底だった。
直近も40%超の状態での6日続伸。
株価は既に1600円ほど上昇していた。
これは移動平均にも言える。
移動平均が上向いたら株価が上がるのではなく、株価が上がったから移動平均が上向く。
これが事実だ。
言葉のレトリックに騙されそうになるが、論理的に考えることは必要だろう。


日経ヴェリタスの特集は「連続力」。
【連続 総合力】「増配・営業増益・増収」の3部門集計してランキング
1位ニトリ(9843)増収36期連続、営業増益34期連続。増配も17期連続。
2位パシフィック・インターナショナル(7532)18期連続増配
3位GMOペイメント(3769)2005年東証マザーズ上場以来、増収・営業増益継続。
4位ベルク(3974)
5位ヤオコー(8279)
6位加藤産業(9869)
エムスリー(2413)04年のマザーズ上場以来、増収・営業増益を継続。
コタ(4928)21年3月期まで23期連続増収継続中。

【連続 増配力】「塁審配当」

花王(4452)32期連続、今期配当予想148円 予想配当利回り3.10%
小林製薬(4967)23期連続
SPK(7466)23期連続
三菱HCキャピタル(8593)22期連続
USS(4732)21期連続
リコーリース(8566)21期連続

【連続 増益力】コスト上昇下、問われる値上げ力

アークランドサービス(3085)19期連続営業増益19期
イチネン(9619)18期
ツルハ(3391)15期
GMOインターネット(9449)13期
立川ブラインド(7989)13期

<主要な3月期決算企業の想定為替レートと感応度一覧>

社名(コード) 想定為替 営業益への感応度

コマツ(6301) 108円50銭 36億3000万円
日立(6501) 110円 10億円
日電産(6594) 105円 11億円
パナソニック(6752) 111円 10億円
ソニー(6758) 113円 ▲若干
トヨタ(7203) 111円 400億円
マツダ(7261) 111円 ▲3億円
ホンダ(7267) 111円 120億円
日銀短観(21年12月) 108円36銭


大和証券のリポートは「原油下落と3月FOMCを踏まえた日本株戦略」。
「デジタル化関連や設備投資関連のグロース株がアウトパフォームする可能性が高い」との見通し。
以下はグロース株が見直される過程でアウトパフォームする可能性が相対的に高い銘柄群。

コード 銘柄略称

6967 新電工
6920 レーザーテク
9468 KADOKAWA
3697 SHIFT
4062 イビデン
6532 ベイカレント
4587 ペプチド
3774 IIJ
7936 アシックス
4751 サイバエージ
3635 コーエーテクモ
3769 GMOPG
6951 日電子
2413 エムスリー
3288 オープンハウス
6702 富士通
3563 F&LC
7309 シマノ
6361 荏 原
9449 GMO
3923 ラクス
7780 メニコン
7518 ネットワン
9962 ミスミG
6976 太陽誘電
5938 LIXIL
6098 リクルートHD
2127 日本M&A
2412 ベネ・ワン
6594 日電産
3141 ウエルシアHD
9064 ヤマトHD
6806 ヒロセ電
4689 ZHD
4307 NRI
9613 NTTデータ
3291 飯田GHD
4091 日本酸素
4684 オービック
3349 コスモス薬品


(兜町カタリスト 櫻井英明)


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