みちしるべ 22年06月20日号
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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話題レポート
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《Eimei「みちしるべ」》

(6月20日→6月24日の週)


6月10日時点のQuick調査の信用評価損率は▲10.56%(前週▲11.08%)。
2週連続で好転。
6月10日時点の信用売り残は7億円減の7930億円。
4週ぶりに減少。
同信用買い残は395億円増の3兆713億円。
4週ぶりに増加。
信用倍率は3.87倍(前週3.82倍)。
3週連続で3倍台。
6月10日時点の裁定売り残は346億円減の2135億円。
2週連続で減少。
裁定買い残は1039億円減の1兆271億円。
4週ぶりに減少。
日経掲載の数字では裁定売り残が605億円減の252億円。
裁定買い残が121億円減の8791億円。
これは当限だけの数字。
翌限以降は売り残が1883億円、買い残が1480億円だ。


今年の曜日別勝敗(6月17日まで)

月曜10勝11敗
火曜12勝11敗
水曜13勝9敗
木曜11勝12敗
金曜11勝11敗

6月第2週の週間海外投資家動向。
現物1823億円買い越し(3週ぶりに買い越し)。
先物4548億円買い越し(3週連続で買い越し)。
合計6372億円買い越し(3週連続で買い越し)。
個人は現物15億円売り越し。
先物148億円売り越し。
合計164億円の売り越し。
信託銀行は現物119億円売り越し。
先物756億円売り越し。
合計875億円の売り越し。

6月第1週の週間海外投資家動向。
現物410億円売り越し(2週連続で売り越し)。
先物6651億円買い越し(2週連続で買い越し)。
合計6241億円買い越し(2週連続で買い越し)。
個人は現物2080億円売り越し。
先物1457億円売り越し。
合計3538億円の売り越し。
信託銀行は現物863億円売り越し。
先物2505億円売り越し。
合計3569億円の売り越し。

JPモルガンの日本株ストラテジー。
2022年末の目標を東証株価指数(TOPIX)が2100、日経平均株価が2万9500円。

★日経平均想定レンジ

下限25832円(ボリンジャーのマイナス2σ)−上限27795円(6月10日安値)

今月の日経朝刊「私の履歴書」は住友林業の矢野龍最高顧問。
久々に興味深く読んでいる。
昨日は第3代社長から背中で教えられた経営哲学。
「経営者は無私無欲でなければならない。
高邁な志を持たなければならない。
社長は会社の代表として堂々と振る舞わなければならない。
物事は徹底してやらなければならない。
事業は精査・分析して構想を作り、時間軸を決めて着実に実行していかなければならない」。
行動指針としては確かに正しい。
ただ「社長に同行して海外出張して日本に帰ってくると2週間くらい歯が浮いていた」。
最近CMで「自分を白紙にして徹底的に議論すること」という社長さんの言葉を聞く。
面と向かって言われると相当疲れるに違いなし。
この精進と我慢の向こうにトップへの道があるということなのだろうか。
今朝は「僕場会社にも魂があると思っていた」。
これは結構響いた。

「作為的な売り物、作為的な買い物」という言葉を発する市場関係者を時折見かける。
でも、作為的でないウリカイって存在するのだろうか。
想いはなく志はなくただ売り買いするというのがあるのだろうか。
無機質なコンピュータだってアルゴだって「儲ける」という使命や思いに従って走っているモノ。
言い換えれば「株の売買はすべからく意図的作為的である」に違いない。
それは「儲けたいという欲望」。
これは売買の源泉であることは言うまでもない。
でも株式の場合はFXや商品先物と違ってココに「思いと志」が加わる。
ココが重要な点だ。
「作為的相場形成」という意味とは違って相場は常に作為的な思いの集大成。
作為と作為がぶつかって形成されているのが株価と言える。
不作為の株価なんていうのは、誤発注でもない限りあり得ないだろう。

「22年に下落している銘柄の多くは日経平均の高寄与度銘柄」との指摘。
6月10日時点で寄与度下位トップは東京エレクトロン(8035)の11%安。
約300円分のマイナス寄与。
次点はリクルートHD(6098)で約250円(年初来34%安)
アドバンテスト(6857)の約165円(年初来19.3%安)。
3銘柄で日経平均を約720円押し下げたる。
これら3銘柄は21年に大きく上昇。
日経平均株価のけん引役となった銘柄。
東エレクは21年の年間騰落率が72.6%高で日経平均を約980円分、
リクルートHDは同61.4%高の約280円分、
アドバンテストは同41%高の約220円分。
それぞれ日経平均を押し上げた。
21年の日経平均は年間1347.54円上昇していた。
21、22年いずれも下落した銘柄はエムスリー(2413)とファナック(6954)の2銘柄。

ウォーレン・バフェット氏(91)と昼食を共にする権利が出品されるチャリティーオークション。
序盤の段階で約300万ドル(約4億0420万円)の応札が入った。
このイベントは2000年に始まった。
収益は貧困層やホームレスなどを支援する「グライド基金」に寄付される。
累計金額は約3420万ドル。
今回で21回目となる競売は19年以来3年ぶりの開催。
入札は2万5000ドルから始まり、米東部時間13日昼過ぎまでに4人が応札。
最高額は300万0100ドル。
因みにこのオークションは今年で最後という。

漠然とした広域と具体的な狭域。
言い換えればミクロとマクロ。
市場で求められているのはどちらだろうか。
個別株と言う具体性を求めながらも、床屋政談のように繰り返される世界展望。
時間の有効性から言えばどう考えても個別具体性だ。
しかし世界経済や政策、金利や為替などの動向に左右されてしまうのが個別株。
だからマクロが好まれるのだろうし、具体性がない曖昧模糊だけに無責任。
どうも市場の焦点は違うような気がしてならない。
デスクワークとフィールドワークの問題でもあろうか。
本や活字や映像は高邁だがそこに真実があるのかどうか。
疑問を持つ向きは少ないが、最近はフェイクという言葉も登場し始めた。
やはり「本質は何」を追求することが銘柄選択にもマクロの相場観にも役立つに違いない。
ESGやSDGsで本当に世界は良くなるのか。
この論点に疑問を持つ向きも少ない。
総論賛成各論反対というのが何か透けて見える気がしないでもない。
独善でなく協調。
協調は世界のキーワードでもあるが、起こっていることは真逆だ。
いっそのこと「そのことで誰が儲かるのか」を追求する方が相場観には良いかも知れない。

(兜町カタリスト 櫻井英明)


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