みちしるべ 22年08月08日号
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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話題レポート
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《Eimei「みちしるべ」》

(8月8日→8月12日の週)

7月29日時点のQuick調査の信用評価損率は▲11.17%(前週▲11.03%)。
2週ぶりに悪化。
7月29日時点の信用売り残は58億円減の8080億円。
4週ぶりに減少。
同信用買い残は187億円増の2兆8926億円。
4週ぶりに増加。
信用倍率は3.58倍(前週3.53倍)。
2週連続で3倍台。
7月29日時点の裁定売り残は734億円減の2884億円。
3週連続で減少。
裁定買い残は1495億円減の9344億円。
2週ぶりに減少。
当限は売り残が721億円減の309億円。
買い残が114億円減の7614億円。
翌限以降は売り残が13億円減の2574億円。
買い残が35億円減の1729億円。

7月第4週の週間海外投資家動向。
現物3083億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
先物1599億円買い越し(2週連続で買い越し)。
合計1483億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
個人は現物140億円買い越し。
先物407億円売り越し。
合計266億円売り越し。
信託銀行は現物116億円買い越し。
先物146億円売り越し。
合計29億円の売り越し。


7月第3週の週間海外投資家動向。
現物1919億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
先物6937億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
合計8856億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
個人は現物5699億円買い越し。
先物5699億円売り越し。
合計1933億円売り越し。
信託銀行は現物829億円買い越し。
先物873億円売り越し。
合計44億円の売り越し。

今年の曜日別勝敗(8月5日まで)

月曜14勝13敗
火曜16勝14敗
水曜17勝12敗
木曜17勝13敗
金曜16勝13敗

「自分でモノを考える」ということ。
判ってはいるが、安易に他人の意見に流されることは多いのではなかろうか。
他人の思考だってまたその他の人の思考が集約されているもの。
だから常に「この指止まれ」の相場観が横行しやすくなるのだろう。
良い例が火曜の東京株式の下落。
登場したのは「ペロシ下院議長の訪台による地政学リスク」だった。
これを材料視して市場はネガムードになった。
しかしよくよく考えれば「ISM製造業指数悪化→債券利回り低下→1ドル2円以上の円高」。
この構図で考えれば「債券買い&ドル売り&日本株売り」のシナリオを自分の思考で思いつくはずだ。
だから昨日はNY株大幅安だったのにシカゴ225先物はプラスで戻ってきた。
理由は自分で考えるには「2円以上の円高→2円以上の円安」。
これで「ペロシ氏悪役説」は自分の中では完全に否定できたし、やはり誤謬だった事が証明された。
こういうのが「自分で考える」ということだろう。
条件は誰にも平等に提示されている。
それを吸収し思考するのは個々人の作業。
アンチョコにすがりたい気持ちはわかるが、そもそも株式市場は未来展望だから正解はその時点では出ていない。
加えれば、結果が出てからあたかも未来を話題にしているように語る市場関係者も多い。
今朝のNY高を受ければ市場関係者の声のトーンはたぶん火曜とは様変わりに大きくなることだろう。
必要なのは「不動心」あるいは「平常心」。
「慌てず、騒がず、諦めず」はいつでもどこでも必要だ。

6月9日高値は28389円。
終値ベースで28246円。
3月25日高値は28338円。
終値ベースが18149円。
3月27日終値ベースが28252円。
そして6月SQ値は28122円。
これらの数字にチャレンジできるかどうかが課題。

★日経平均想定レンジ

下限27558円(200日線)−上限29000円(心理的節目)

多くの市場参加者が「夏休み」を取得する中、野村証券のクオンツリポートの指摘。
「投資判断を機械的に決定する商品投資顧問(CTA)にとっては夏休みはさほど影響せず」。
8月の日米株式市場はCTAのポジション変更による株価インパクトが大きくなる季節性がある。
「一部の市場関係者から、CTAによる株式買いを期待する声が聞こえている。
その根拠は、CTAによる株式の買戻し余地が大きいこと」という解釈だ。
野村証券によると、今後1か月間スポット価格が横ばいと仮定した場合、
CTAの自然体ポジションは1か月にわたり株式の買戻しが期待できると見込んでいる。
一方、2日の東京市場では「CTAによる株売り観測」が聞かれた。


為替と株の関係について知りたいという人は多いという。
いまさらではあるが、確かに関係は大きい。
「円安」になれば日経平均は上昇傾向。
逆に「円高」になれば日経平均は下落傾向。
原因はいくつかある。
しかし輸出産業と輸入産業では真逆の効果。
円が基軸通貨でないことからの不協和音みたいなものだ。
日本企業は海外で活動をしている企業が多い。
問題はドルでビジネスをしているのに決算は円建てということ。
だから「円安」だと円建ての利益は拡大する。
絶対数は変わらないのだが見かけ上の利益は増えることになる。
また、日本株の取引量の7割を占める海外投資家はドルを円に換えて日本株を買う。
この際の為替に関する投資行動が、為替と株の関係を需給的に不安定にする要素も否定できない。
その意味では学説よりも実務を優先することが重要だ。

「シープの法則の買い」という面白い表現があった。
誰かに追随しての買い。
日銀のETF買いを見越して誰かが買えば追随する主体性のない相場観。
確かにヒツジみたいなものかも知れない。

(兜町カタリスト 櫻井英明)


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