みちしるべ 22年09月05日号
兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
会員情報作成
ログイン
初めてのお客様は、
『会員情報作成』から登録をお願い致します。
話題レポート
michi.jpg

《Eimei「みちしるべ」》

(9月5日→9月9日の週)

8月26日時点のQuick調査の信用評価損率は▲9.80%(前週▲10.55%)。
2週ぶりに好転。
昨年11月26日時点以来の▲10%割れ。
8月26日時点の裁定売り残は69億円減の2652億円。
2週ぶりに減少。
同裁定買い残は490億円減の1兆4126億円。
4週ぶりに減少。
当限は売り残が0億円。
買い残が473億円減の1兆2402億円。
翌限以降は売り残が69億円減の2652億円。
買い残が17億円減の1723億円。
8月26日時点の信用売り残は43億円減の9323億円。
4週ぶりに減少。
同信用買い残は791億円増の2兆9622億円。
2週連続で増加。
信用倍率は3.18倍(前週3.08倍)。
6週連続で3倍台。

今年の曜日別勝敗(9月2日まで)

月曜16勝15敗
火曜17勝17敗
水曜18勝15敗
木曜18勝15敗
金曜18勝15敗

8月第4週の週間海外投資家動向。
現物1212億円売り越し(2週連続で売り越し)。
先物2544億円売り越し(6週ぶりに売り越し)。
合計3757億円売り越し(4週ぶりに売り越し)。
個人は現物1840億円買い越し。
先物1396億円買い越し。
合計3237億円売り越し。
信託銀行は現物19億円売り越し。
先物141億円買い越し。
合計121億円の買い越し。

8月第3週の週間海外投資家動向。
現物222億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
先物4263億円買い越し(5週連続で買い越し)。
合計4040億円買い越し(3週連続で買い越し)。
個人は現物1871億円売り越し。
先物850億円買い越し。
合計1020億円売り越し。
信託銀行は現物51億円買い越し。
先物34億円買い越し。
合計86億円の買い越し。


★日経平均想定レンジ

下限27339円(ボリンジャーのマイナス1σ水準線)−上限28741円(ボリンジャーのプラス1σ水準)

相場には曖昧模糊とした表現が多い。
例えば「神経質な展開」。
フツーに考えると「どういう展開?」と思う。
まあ市場は軟調展開予想の時に使うので、簡単に言えば「下落するだろう」と言い換えたもの。
下がると断言したくないので「神経質」。
別の表現では「緊張感を持って臨む」となるのかもしれない。
あるいは「不透明な動き」。
相場が透明な時などないのに敢て「不透明」という修飾。
これは翻訳すれば「先行きが読めない」。
もっと言えば「先のことはわからない」。
それでも「不透明」という熟語だと、格好悪くはない。
自らの無能を吐露することもない。
便利な言葉だ。
「注意」と「警戒」は何遍も言っているが「相場は弱いから売り」の換言。
「材料難」も良く使われるが日々動きている相場で「材料がない」なんて日は稀有。
そして「織り込み済」だって本当に織り込んだのかどうかは誰も証明できない事柄。
「見極めたい」に至っては「見極められるものなら既に相場は動いている」。
いい加減な言葉の羅列に誤魔化されてはいけない。

水曜の場況で使われたのが「自律反発」言葉。
やはり気になった。
「市場の解説は『自律反発狙い』だった。
米国株が週明けも続落して戻ってきたものの日経平均が寄付きからいきなり28000円台を回復。
こんな展開は『解説者泣かせ』といっていい。
『自律反発狙い』というのは売り方の買い戻しによる上昇(リバウンド)を思惑視した超短期狙いの買い
という意味だろう。
では、所謂『押し目買い』とどう違うのか。
実は、ほとんど違いはない」。
市場には時折「変な」言葉が登場する。
因みに前引け直後に相方に聞いてみた。
「自律反発の意味ってわかる?」。
「自分で勝手に上昇する???」。
これが常識的な認識だろう。
因みに「自律反落」という言葉は寡聞にして滅多に聞かない。

そして・・・。
「買い安心感」という言葉は聞くがFXや商品先物と違って株式市場では「売り安心感」はない。
「押し目」は聞くがその反対語もない。
「押し目買い」の反対は「戻り売り」ともされる。
あるいは「気迷い」は誰がしているのだろう。
「打診買いから押し目買い。深押しは底抜け、底割れ、底叩き」。
「手掛かり難。見送り、見極め、手詰まりに」。
「値ごろ感、言い換えててみれば値ぼれ感。割安でもなし、買い安心でもなし」。
「緩んで締まって上げ下げに」。
「反騰に本格もあり中間もあり」。
「保ち合いも強弱ありて放れてく」。
「跳ねて、沈んで、締まらず、冷えて」。
「理想買い、目先筋だと現実買い」。
一般人には理解できないかも知れない。


先日の取材は半導体パッケージや液晶パネル製造装置等を衝手掛けるハイテク企業のトップ。
目指しているのは、「性能・品質世界一」だ。
話は将来像に及び「ハイパフォーマンスコンピュータ」や「メタバース」などに及んだ。
記憶に残った言葉は「先端を走っている者でなければ、先端技術はつかめない」。
技術者出身のトップの言葉だけにこれば重かった。
別の言葉では「1位を目指さなければ絶対に1位になれない」。
あるいは「先進・革新技術で未来を創造」だ。
そして・・・。
関東に本拠地がある企業だが「成田まで近いから世界が近い」。
米国、中国、台湾などのメーカーさんとの取引が多いのでこれも首肯。
数多くの銘柄が上場しているので相当な技術もなかなか目に止まらないことが多いが、実際の言葉を聞くと身に染みる。
コンサルとかマーケティングとかアドバイザーなどの上場が増えてきたが、ものつり企業には芯があるような気がする。

マーケットはたぶんレンジとトレンドの2つの世界での縄張り争い。
言い換えれば・・・。
オプションでロングストラドルなのか。
(アット・ザ・マネーのコールとプットを買う:ストラドルは「足を広げる」の意味=株価が上下変動すれば儲かるポジション)。
あるいはショートストラングルなのか。
(アウト・オブ・ザ・マネーのコールとプットを売る
:ストラングルは「閉じ込める」の意味=株価が動かなければ儲かるポジション)。
これ想定することが必要なのだろう。
単にコールだ、プットだと騒ぐよりはよほど気が効いているように思える。
これまではレンジの世界がしばらく継続。
これがトレンドの世界に移行した時に、ようやく風景は変わってくるのかも知れない。

(兜町カタリスト 櫻井英明)


特定商取引に関する表記 会員規約 プライバシーポリシー サイトポリシー お問い合わせ
免責事項
このサイトの情報は、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 このサイトの情報は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成されていますが、潟Aイロゴスは、その正確性および完全性に関して責任を負うものではありません。このサイトの情報に記載された意見は、公開日における判断であり、予告なく変わる場合があります。 このサイトの情報のいかなる部分も一切の権利は潟Aイロゴスに帰属しており、電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製または転送等を行わないようにお願いいたします。
利用推奨環境

【パソコン】
・OS
Windows:Windows X以降
Macintosh:Mac OS X 10.5以降
・ブラウザ
Windows:Internet Explorer 11.0以降、Firefox最新版、Google Chrome最新版、またはそれに相当するブラウザ。
Macintosh:Safari 5.0以降、またはそれに相当するブラウザ。
※JavaScriptの設定をオンにしてご利用ください。

ブラウザDL
【Internet Explorer】の最新バージョン(無料)を、左のボタン画像をクリックし、手順に従ってインストールしてください。
【Firefox】の最新バージョン(無料)を、左のボタン画像をクリックし、手順に従ってインストールしてください。
【Safari】の最新バージョン(無料)を、左のボタン画像をクリックし、手順に従ってインストールしてください。
【chrome】の最新バージョン(無料)を、左のボタン画像をクリックし、手順に従ってインストールしてください。
(C)ilogos
a