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NYダウ126ドル安、景気敏感株に売り
【市況】NYダウ126ドル安、景気敏感株に売り
 
7日のNYダウ工業株30種平均は反落し、前週末比126ドル15セント(0.4%)安の3万4630ドル24セントで終えた。
 
米国では、経済活動の正常化進展による需要拡大や労働力不足などを背景にインフレ率が上昇している。市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期の金融緩和縮小に動くとの懸念が根強い。イエレン米財務長官は5日に「長続きするとは思わない」と指摘。FRB幹部も「一時的」との認識を繰り返しているが、10日に米消費者物価指数の発表を控え、様子見姿勢が強まっている。
 
また、ダウ平均は史上最高値圏で推移しており、高値への警戒感も強い。景気変動の影響が大きい銘柄を中心に利益確定売りに押され、相場の重荷となった。
朝方には一時、5月7日に付けた過去最高値(3万4777ドル)を上回った。だが、次第に景気敏感株の一角が利益確定売りに押され、ダウ平均も下げに転じた。
 
各州が行動制限を緩める動きが広がり、7日はクルーズ船のカーニバルが7月上旬から米国で運航を再開すると発表した。航空機需要の回復期待からボーイングが買われた。アナリストが投資判断を引き上げたクレジットカードのビザなど、消費関連株の一角も上げた。
 
ただ、建機のキャタピラーや化学のダウ、工業製品・事務用品のスリーエム(3M)など景気敏感株の一角に売りが強まると、ダウ平均は下げに転じた。金融政策の行方を見極めるため、10日発表の5月の消費者物価指数(CPI)を確認したいとして買いが見送られた面もあった。
 
主要7カ国(G7)は5日に閉幕した財務相会合で法人税の最低税率を「少なくとも15%にする」と明記した共同声明を採択した。ただ、幅広い国を巻き込んで実現するには時間がかかるとみて「米企業業績への影響を織り込むのは早い」との声が多く、相場への影響は限られた。
 
ナスダック総合株価指数は続伸し、前週末比67.232ポイント高の1万3881.721で終えた。エーザイと共同開発するアルツハイマー認知症治療薬候補について米当局が7日、承認申請を認めると発表したバイオ製薬のバイオジェンが38%高と急騰した。
 
主力のハイテク株はまちまちだった。アナリストが強気な見方を改めて示したソフトウエアのマイクロソフトが1%上げ、スマートフォンのアップルはほぼ横ばい。ネット通販のアマゾン・ドット・コムは下げた。
 
 
 
NYダウ工業株30種(ドル)
34,630.24−126.15
S&P500種
4,226.52−3.37
ナスダック
13,881.721+67.232
NY金(ドル/トロイオンス)
1,898.80+6.80
NY原油(ドル/バレル)
69.22−0.40
円・ドル
109.25 - 109.26−0.17
 


 

【シカゴ日本株先物概況】


7日のシカゴ日経平均先物は続伸した。6月物は前週末比20円高の2万9140円で引けた。大阪取引所の終値を120円上回った。
NYダウは経済正常化期待で寄り付き後、上昇するも小幅に下落。5月消費者物価指数(CPI)の発表を控え、様子見姿勢が強い中、足元で株価上昇が続いていた景気敏感株を中心に利益確定の売りに押され、終日マイナス圏での推移となった。一方のナスダックは、下落して始まったものの、終日堅調に推移した。
新型コロナウイルスワクチンの普及に伴う正常化への期待は高く、日経平均先物は買いが先行した。
 
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
29140 ( +120 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
29150 ( +130 )
( )は大阪取引所終値比





【欧州株式市場】

■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7077.22(+8.18)
7日のFTSE100種総合株価指数は小幅に続伸した。前週末の終値に比べ8.18ポイント(0.1%)高の7077.22で引けた。指数構成銘柄全体の約6割が上昇した。不動産株や金融株が買われる一方、資源株の売りが目立った。
終日狭い範囲で推移した。時価総額の大きい銀行株が買い戻されたが、銅相場の下落で主力の鉱業株が売られ指数の重荷になった。医薬品株も売りに押された。
住宅建設株は全銘柄が上昇した。朝方に発表された5月の英住宅価格指数が市場予想を上回ったことを好感した。
 
個別銘柄では、通信大手BTが3.7%の大幅高。アナリストによる目標株価の引き上げが材料になった。航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は2.8高と堅調で、金融大手バークレイズ(1.6%高)などの銀行株も締まった。住宅大手パーシモン(2.7%高)などは住宅価格上昇を受けて買われた。
 
半面、産銅大手アントファガスタが2.7%安と軟調。鉱業大手アングロ・アメリカン(2.7%安)、資源大手グレンコア(1.8%安)など資源株が下落率上位だった。
 
 
 
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 15677.15(−15.75)
7日のドイツ株式指数(DAX)は小幅ながら5営業日ぶりに反落した。終値は前週末と比べて15.75ポイント(0.1%)安の1万5677.15だった。
引けにかけて下落に転じた。前週末まで連日で高値を更新していたため、エネルギー関連株を中心に利益確定の売りが出た。
 
個別では、工業用ガスのリンデやシーメンス・エナジー、エーオンなど電力株が下落した。タイヤのコンチネンタルと自動車のBMWは高かった。それぞれアナリストによる目標株価の引き上げが手掛かりになった。
 
 
 
■フランス・パリ株価指数
CAC40 6543.56(+27.90)
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