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遠隔医療に注目

次世代通信規格「5G」は、高速大容量通信の活用としては、「遠隔医療」が挙げられる。
広島大学とNTTドコモ<9437>は、大容量の手術データを次世代通信規格「5G」を介してリアルタイムにやり取りする実証実験に成功したと発表し注目を集めている。
 
5Gで治療室と遠隔地を接続し、高精細画像など大容量データの双方向の通信を検証した。緊急脳外科手術など熟練医が不在の場合の遠隔高度医療に道を開くことが期待される。医師不足など地域医療の課題解決につなげたい考えだ。
 
5Gのサービスが日本では20年春から始まるが、5Gにより高精細な映像などのやりとりが可能になるため、医師と遠く離れた場所にいる患者が正確な診断を受けたり、熟練医が手術を支援したりすることも可能になる。
株式市場でも5Gのサービス開始による遠隔医療の関連銘柄に関心が一段と高まっている。
 
遠隔治療関連で度々話題に上るのが、スマホのテレビ電話で遠隔治療が受けられる遠隔診療サービス「ポケットドクター」だろう。
「ポケットドクター」は、医師求人サイトを運営するMRT<6034>と、遠隔操作ソフトの開発に定評があるオプティム<3694>が共同開発したスマホアプリ。
 
医療情報サイト「M3.com」や医師相談サービス「AskDoctors」を運営するエムスリー<2413>は、LINE<3938>と共同でオンライン医療事業を目的とした「LINEヘルスケア」を設立するなど注目を集めている。
 
窪田製薬ホールディングス<4596>は在宅で網膜の状態の測定を可能にする遠隔眼科医療モニタリングデバイス「PBOS (Patient BasedOphthalmology Suite)」は、網膜の厚み測定機能に加えて、視力測定機能を追加する予定である。今後の商業化に向けて米国における510(k)申請の準備も進めた。
 
また、イメージ ワン<2667>は、新規参入したクラウド型電子カルテ「i・HIS」は、引合い、受注件数も増加し売上計上もした。
更に、メドピア<6095>、データセクション<3905>、みらかホールディングス<4544>なども関連銘柄として注目されている。
 
 
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