兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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株の保有は覚えられる数で
株式セミナーの終了後に、参加された同世代若しくは先輩の方々が時折、相談に来られる。
相談は大体2種類に分かれる。
1つは、「相続で株を引き継いだけれど、どうしたらよいですか?」
拝見すると、数十銘柄あるのに、株式投資の残骸みたいな銘柄ばかり。
「株式投資したけれど、結局踊っていた」みたいな印象を子供に残していた。

もう一つは、「これだけの持ち株がありますが、どうしたら良いか」。
「数銘柄残してあとは売却したらどうだろうか」と答えると大抵の方は残念そうな顔をする。
ここまでの投資の思い出が凝縮されているからだろうか。
でも思い出と悔しさの中にいても何も前進できない。

アレもコレモと手を出したくなるのはわかるが、それが長い目で見ると失敗する原因にもなる。
失敗を活かせないからだ。

だが、投資対象は3600をある。
自分の良く知っている銘柄を5、10、20と増やしていって20銘柄から30銘柄だけを投資対象にするならどうだろう。
「知らない企業の株は扱わない」と割り切ると、楽になると思う。
「この株は以前こういう値動きをしていた」。
また、「この株はこういう材料で株価があがってきた」。
そういう記憶を1つずつ増やすことで、アッという間にその株の通になれる。

目をつけておいたMY30銘柄の中から選んだ5銘柄程度を売買していれば、常に熟知した銘柄をも持つことができる。
関連情報に敏感でいられ、タイミングを見通しやすく、「気付かない間に下がっていた」などのリスクとも無縁だろう。

多くの銘柄の株を持って「どれが下がって、どれが上がっている」という図式の投資法もなくはないが、銘柄数を増やすより、1銘柄あたりの株数を増やすほうが良いだろう。
コレと決めた銘柄のファンになり、下がったらその銘柄を増やしていくほうが、回り道のようでも結局は利益に繋がると思う。

【株式名言】
「二度に買うべし、二度に売るべし」
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