気づかない男性が多い更年期障害
更年期障害の悩みを抱えた男性の数は、全国で600万人以上いるとも言われている。
更年期障害は、女性特有の病気と思われていた。
40代を境に急増している男性の更年期障害。
更年期障害とは、ホルモンバランスの乱れが原因の身体的・精神的不調であり、自律神経失調症の一つだ。女性の場合と同じく、性ホルモンの不足もある。
40・50歳代は、身体的な機能が徐々に低下してくる。
男性ホルモン(テストステロン)の減少が原因と言われている。
一般的に言われている更年期障害の症状は、
● 全身がだるい、疲労感が抜けない
● 顔がほてる、腰や手足が冷えやすい
息切れ・動悸がする
● 食欲がなくなる
または、極端に食欲が増加した
● 怒りやすくイライラする
● 憂うつな気分が続く
● 何かを決断することが難しくなった
● 寝つきがわるい、眠りが浅い
● 性機能減退、性欲の低下
など
以上の症状がある人は要注意だろう。
ここで、面白い研究結果がある。
好色な男性は、男性ホルモンの量が多い傾向があると言われている。
株取引ではそんな男性のほうが儲けを出しやすいという研究結果だ。
英国で行われた調査では、金融関係のトレーダーは、男性ホルモン(テストステロン)の濃度が高いときほど好成績を挙げていることが分かった。
同ホルモンの分泌によって自信と集中力が高まり、それが好成績につながっている可能性があるという。
男性ホルモン(テストステロン)は、やる気や筋肉の機能とも密接な関係があり、日常生活に大きな影響を及ぼしている。
近年の研究では、男性ホルモン量の低下による、うつ病やメタボ、心臓病や脳血管疾患、骨粗鬆症、認知症とも関連があることがわかってきた。
主要因は、「加齢とストレス」だといわれており、発症しやすい性格の人は神経質・真面目・几帳面・責任感がある方に多いそうだ。
こうしたストレスは、イライラを誘発させるだけでなく先に挙げたテストステロンの減少により、ホルモンバランスを乱してしまうので注意が必要だ。