転落事故防ぐホームドア
国土交通省によると、駅のホームから転落する事故は毎年3,000件前後発生している。
2016年度には3,500件以上の事故が起こり、酒酔いによるふらつきであったり、歩きスマホによる前方不注意が主な原因だ。
特に危険にさらされているのが視覚障害者であり、2016年の転落件数は100件に近い事故が起こっている。
2017年に入ってからもJR京浜東北線蕨駅で盲導犬を連れていた60代男性が転落、電車にはねられて死亡、10月には、JR阪和線富木駅にて50代男性がホームから転落、12月には阪急京都線上新庄駅にて70代女性が転落と痛ましい事故が続いている。
いずれもホームドアは設置されていなかった。
このような背景もあり、鉄道各社のホームドア設置が進んでいる。
JR東日本は、2032年度末までに首都圏の主要24路線の全243駅でホームドアを整備すると発表した。
また、東急電鉄は、2019年度までに全駅にホームドアを設置、東京メトロは、2023年を目途に各路線のホームドアを設置するとしている。
首都圏だけでなく、神戸市営地下鉄や大阪京橋駅にもホームドアが設置されるなど、全国的な広がりとなっている。
このような流れもあり、株式市場でもホームドアに関連する銘柄に注目が集まっている。
ホームドアに関連する株式銘柄を紹介しよう。
渋谷・品川駅工事では軌道工事を担当している。環境事業などに注力。
その他、日本信号(6741)、三菱電機(6503)、京三製作所(6742)があげられる。
電車ごとにドア位置が異なる問題や設置費用の問題から普及が進まない状況もあったが、値段を抑えた新型ホームドアが開発されるなど問題は徐々に解決されて来ている。
いまだ利用者が多いにもかかわらずホームドアが設置されていない駅は多く、ホームドア関連銘柄には今後も注目が集まりそうだ。
2016年度には3,500件以上の事故が起こり、酒酔いによるふらつきであったり、歩きスマホによる前方不注意が主な原因だ。
特に危険にさらされているのが視覚障害者であり、2016年の転落件数は100件に近い事故が起こっている。
2017年に入ってからもJR京浜東北線蕨駅で盲導犬を連れていた60代男性が転落、電車にはねられて死亡、10月には、JR阪和線富木駅にて50代男性がホームから転落、12月には阪急京都線上新庄駅にて70代女性が転落と痛ましい事故が続いている。
いずれもホームドアは設置されていなかった。
JR東日本は、2032年度末までに首都圏の主要24路線の全243駅でホームドアを整備すると発表した。
また、東急電鉄は、2019年度までに全駅にホームドアを設置、東京メトロは、2023年を目途に各路線のホームドアを設置するとしている。
首都圏だけでなく、神戸市営地下鉄や大阪京橋駅にもホームドアが設置されるなど、全国的な広がりとなっている。
このような流れもあり、株式市場でもホームドアに関連する銘柄に注目が集まっている。
ホームドアに関連する株式銘柄を紹介しよう。
東鉄工業(1835)
鉄道保守や駅舎工事などJR東関連工事が大半。ホームドア設置の土台部分強化などの工事を担当渋谷・品川駅工事では軌道工事を担当している。環境事業などに注力。
ナブテスコ(6268)
産業ロボット用精密減速機は世界シェア6割。国内自動ドア市場シェアの約50%、世界トップ級。 プラットホームドアでは、世界シェア20%とトップの一角を占め、特に欧州、香港、日本の先進国市場で展開。
高見沢サイバネティックス(6424)
交通・券売機製造販売の大手。駅ホームの自動ドアに注力。 各路線のホームドア設置発表を受け、製造を手掛ける同社に業績拡大に期待があつまる。
電車ごとにドア位置が異なる問題や設置費用の問題から普及が進まない状況もあったが、値段を抑えた新型ホームドアが開発されるなど問題は徐々に解決されて来ている。
いまだ利用者が多いにもかかわらずホームドアが設置されていない駅は多く、ホームドア関連銘柄には今後も注目が集まりそうだ。