インフルエンザ大流行の予感
9月11日から14日までの4日間学級閉鎖となる。
インフルエンザは例年12月から4月ごろに流行し、1月末から3月上旬に流行のピークを迎える。
昨シーズンのインフルエンザは例年になく大流行した。感染症法が施行された1999年以降、最大となった。
主な原因は、複数の種類のウイルスが同時期に流行したこと、というのが国の考えだ。
しかし、医療現場には、ワクチン供給の遅れが流行拡大につながったとする見方もある。
なお、ワクチン接種は12月中旬までに終えることが望ましいという。
関連銘柄として、スイス製薬ロシュ傘下の医薬品大手の中外製薬<4519>は、抗インフルエンザ薬タミフルを国内で販売し高い実績を持っている。
1日2回、計5日間服用するタミフルと比べて使いやすいのが特徴だ。
新薬の名称は「ゾフルーザ」。錠剤を1回飲めば済む。1回の服用量は体重や年齢で違うが、体重が10kg以上なら12歳以上の子供も服用できる。
新薬の登場で患者の負担軽減や、家庭や職場での感染抑制につながる可能性がある。
ウイルスを含む飛沫を99%カットすることができる多機能マスク「プルシアンガード」を製造、販売していることから、インフルエンザ関連として注目されている。
インフルエンザの流行が本格化する段階で、例年以上に警戒心を強める人が増えれば関連銘柄にも恩恵が波及するだろう。
関連企業などを中心に値動きに注目しておきたい。