株価はどうして上下するのか?
株式投資は今や多くの方が選択する資産運用の方法のひとつ。
しかし、これから始めようと考えている人にとっては少し不安があるかもしれません。
株価はどうして上下するのか?
株の価格が上下する理由は、他の商品価格の変動と基本的には同じです。
例えば、秋の味覚、新サンマが不漁、それに伴い価格は去年のおよそ2倍に高騰。
そうなると、売り手より買い手が多くなり、買い手の競争率が高まるための価格(1尾300円)が上がります。
逆に水揚げ好調になった場合は、秋刀魚が市場に溢れ、買い手より売り手が多くなり、売り手は値下げをしてでも売ろうとするため価格(一尾100円)が下落します。
つまり、秋刀魚を買う側と売る側の需給バランスが価格を決定する要因であり、その価格は、市場を通して決定されるのです。
これと同じで、株の値段も買い手と売り手の需要と供給で値段が決まります。
株式投資においての市場が株式市場。
株式市場とは、秋刀魚の例で例えると中央卸売市場のようなもので、その市場には毎日世界中の人が訪れて、各企業の株を物色して売り買いしていると考えるとわかりやすいと思います。
よく聞く「東証1部」「東証2部」などが株式を売買する市場ですが、この中で、ある銘柄が多く出回ればその価格が下がり、逆に株式数が減ってその銘柄を欲しがる買い手が多くなれば株価は上がる仕組みです。
株価が変動する一番大きい要因は、会社の通信簿にあたる業績の変化です。業績が良ければ一般的に買い注文が増加し株価は上がります。一方、業績が予想より低ければ売り注文が増加し株価は下落します。
ただし、株価の上下は単純に企業の業績だけで動くものではありません。株式の需給バランスの変化です。
株式を買いたいという人と株式を売りたいという人のバランスで株価は釣り合いが保たれているのです。
他にも様々な原因が絡むため、投資初心者にとっては不可解な値動きが度々見られます。
株価の動きを通して、世界で何が起きているのか、勉強できることもあります。
先々に起こるいろんなイベントや予定、決算などを見て、どのように株価が動くか想像してみてはいかがでしょうか。