離婚する原因は
2021年の離婚率
一般的には新型コロナウイルス感染症の影響により、外出自粛や経済的な不安があったことから、離婚率が上昇したとされています。
離婚の最も多い原因については、個人やカップルによって異なるため一概には言えませんが、過去の傾向からは、以下のような原因が挙げられます。
1.コミュニケーション不足や意見の相違
2.不倫や浮気などの不貞行為
3.経済的な問題や金銭面のトラブル
4.性格や価値観の不一致
5.家事や育児の負担の不均等
6.互いの期待の不一致
7.性的な問題や不満
8.家族や親族との問題
9.精神的な問題や不安定な状態
10.疾病や障害による影響
ただし、これらの原因はあくまでも一般的な傾向であり、個人やカップルによって異なることがあります。
2021年の離婚の多い世代について
過去の傾向からは、結婚してから10年から20年程度が経過した世代が離婚率が高い傾向があります。これは、結婚生活において子育てや仕事、家庭とのバランスなど、様々な問題が発生する時期であるためと考えられています。また、近年では、高齢化社会が進んでいることもあり、60歳以上の夫婦間での離婚率が上昇しているという報告もあります。
2020年離婚率
2020年の日本における離婚率については、厚生労働省が発表したデータによれば、夫婦別居による離婚を含めた「家庭裁判所において調停・判決がなされた離婚件数」は、10万人当たり1.72件でした。この数字を基に計算すると、2020年の日本における離婚率は1.72%となります。ただし、実際には離婚届を提出せず、事実上の別居状態にある夫婦や、離婚届を提出しても家庭裁判所にて調停・判決が下されなかった夫婦がいるため、実際の離婚率はこの数字よりも高くなると考えられます。