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毎日コラム
「割安株と成長株」どう違い、どう選ぶ

よく聞く「成長株・割安株」。
本来はアメリ力の投資分析の「グロース株(成長株)」と「バリュー株(割安株)」に由来している。

「成長株」は、売上や利益の成長率が高く、株価の上昇が期待できる株式。
商品やサービスのシェアを拡大し、増収増益を続けている企業で一般に投資家の人気が高いのが特徴。

一方で「割安株」は、売上や利益の成長がさほど期待できないなどの理由で、株価が本来的な企業価値水準よりも安いと考えられる株式のこと。
堅実経営を続けていても、投資家の人気は低いから、割安に放置されている。
どちらを選ぶのが良いかについての意見は分かれるだろう。

成長株の問題は、1株あたり利益の何十倍にも買われている株を買えるかということ。
 

市場では、頻繁に名前が登場するのでなんとなく「買ってみたい、気になる株」。
「買いが買いを呼んで」上がっているので「買いが止まれば上がりません」。
その駆け引きが好きな投資家さんは成長株狙いで良いだろう。
しばらくは主人公になれると思う。

逆に、割安株の問題は、その人気のなさだろう。
1株あたり純資産の価値を株価が割り込んでいるケースが多く、
「解散すれば株価・よりも大きな資産を持っている」として注目されることがある。

しかし何年も純資産価格を割っている株価が、いきなり「割安だ」といって買われるケースは多くない。
「いつの日か株価が上がるまで我慢できるかどうか」が課題だろう。
そして「割安には割安の理由がある」かもしれない。
株価の動きがほとんど話題にもならなくても我慢できるならば、「割安株」はオススメできる。
大器晩成を実感できる日がやってくるだろう。

【株式名言】
株価は常に将来性の反映である


毎日コラム
株の保有は覚えられる数で

株式セミナーの終了後に、参加された同世代若しくは先輩の方々が時折、相談に来られる。
相談は大体2種類に分かれる。
1つは、「相続で株を引き継いだけれど、どうしたらよいですか?」
拝見すると、数十銘柄あるのに、株式投資の残骸みたいな銘柄ばかり。
「株式投資したけれど、結局踊っていた」みたいな印象を子供に残していた。

もう一つは、「これだけの持ち株がありますが、どうしたら良いか」。
「数銘柄残してあとは売却したらどうだろうか」と答えると大抵の方は残念そうな顔をする。
ここまでの投資の思い出が凝縮されているからだろうか。
でも思い出と悔しさの中にいても何も前進できない。
 

アレもコレモと手を出したくなるのはわかるが、それが長い目で見ると失敗する原因にもなる。
失敗を活かせないからだ。

だが、投資対象は3600をある。
自分の良く知っている銘柄を5、10、20と増やしていって20銘柄から30銘柄だけを投資対象にするならどうだろう。
「知らない企業の株は扱わない」と割り切ると、楽になると思う。
「この株は以前こういう値動きをしていた」。
また、「この株はこういう材料で株価があがってきた」。
そういう記憶を1つずつ増やすことで、アッという間にその株の通になれる。

目をつけておいたMY30銘柄の中から選んだ5銘柄程度を売買していれば、常に熟知した銘柄をも持つことができる。
関連情報に敏感でいられ、タイミングを見通しやすく、「気付かない間に下がっていた」などのリスクとも無縁だろう。

多くの銘柄の株を持って「どれが下がって、どれが上がっている」という図式の投資法もなくはないが、銘柄数を増やすより、1銘柄あたりの株数を増やすほうが良いだろう。
コレと決めた銘柄のファンになり、下がったらその銘柄を増やしていくほうが、回り道のようでも結局は利益に繋がると思う。

【株式名言】
「二度に買うべし、二度に売るべし」


毎日コラム
長年の社会経験が相場を見抜く

大抵の人は、自分で稼ぐようになって、約30年から40年。
楽しいこと、辛いこともあっただろう。
学生時代と違って、「稼ぐ」はとても大変な作業だったのでは?
自営業であろうが、サラリーマンであろうが、人間社会という複雑な仕組みで生きてきたあなたの長年の経験が、実は株式投資には重宝される。

株式市場は、社会と同じと考えている。
業績や過去の動向が重視されがちで、株価決定の大きな要素は心理なのだ。

どの株がいつ上がるのか。
上がっている株がいつ下がるのか。
下がり続ける株はいつ下げ止まるか。

「そのタイミング、または銘柄選定は、市場参加者の過半数がどう考えるか」ということの結果なのだ。
ただ、反面で「多数は間違えやすい」のだ。
多数の心理を読みながら、結果的に正しいであろう少数意見を読みきる術は、会社で会議の流れを読んで自分緒案をうまく通すようなもの。

相場の機微を読むには、長年の実社会での経験がとても役に立つ。
 

はじめてみる数字やチャートは、ちょっと難しく感じるかもしれない。
でも、慣れてしまえば、人と違い裏切ったりはしない。

50代、60代これからでも、まだ肌感覚を養うのは間に合う。
まだ、ビジネスマンだったなら、「仮説と検証」なんてお手の物だろう。
市場を読む目も磨かれてきたはず。
自分自身では気がついていないかも知れない。
老獪な読解力=推論こそあなたの宝物だろう。
これがあれば株式相場で長い間戦えるだろう。

<株式名言>
もうはまだなり
まだはもうなり


NY株/欧州株概況
ダウ続伸297ドル高、大幅利下げ期待で 
【市況】ダウ続伸297ドル高、大幅利下げ期待で 

13日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比297ドル01セント(0.72%)高の4万1393ドル78セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)が来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利下げに動くとの期待が再燃し、景気敏感株などを中心に買われた。   ダウ平均の上げ幅は一時400ドルを超えた。4万1533ドルまで上昇し、8月30日に付けた最高値(4万1563ドル)に迫った。FRBは9月17〜18日のFOMCから利下げを開始し、来年にかけて断続的に利下げを続けるとみられている。   17、18両日に開...

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