183円高と4日続伸、買い一巡後に伸び悩み
東京株式(前引け)=183円高と4日続伸、買い一巡後に伸び悩み
23日午前の日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比183円86銭高の3万9830円11銭だった。
前日の米国株市場でハイテク株中心に買われたことを受け、日経平均は一時4万円大台まであと100円あまりというところまで水準を切り上げたが、その後は戻り売り圧力に押し返される格好となった。日経平均寄与度の高い値がさの半導体関連株の一角に利益確定売りが出ており、上値を重くしている。あすに日銀金融政策決定会合の結果発表を控えるが、追加利上げについてはほぼ織り込んでいるものの、会合後の植田日銀総裁の記者会見などを見極めたいとの思惑もあり、足もとでやや様子見ムードも台頭している。
22日の米株式市場では米国のAI開発に向けた投資に対する期待から、ナスダック総合株価指数や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇した。東京市場でも前日に続きソフトバンクグループ(SBG)をはじめ、関連株の買いが目立った。
ただ、日経平均は前日までの3日続伸で節目の4万円に接近したことから短期的な過熱感も強く、上値では利益確定売りが出た。
市場関係者は、「トランプ米大統領の政策がいまのところ予測の範囲内という点は追い風だ。ただ、24日に日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えており、積極的に上値を追う動きは乏しい」とみていた。
市場関係者の多くは「0.25%の追加利上げ実施」を予想しており市場もほぼ織り込み済みとの観測。明日の15時30分から開催される植田和男日銀総裁の記者会見では、今後の金利に対する見方などが注目点となりそうだ。日経平均は4万円手前でやや上値が重くなっているが、前場弱かった半導体株の動向次第では、後場に4万円台を試す場面は十分あると考える。
東証株価指数(TOPIX)は続伸し、前引けは9.63ポイント(0.35%)高の2746.82だった。JPXプライム150指数も続伸し、7.90ポイント(0.65%)高の1221.85で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆4323億円、売買高は9億7201万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は472。値下がりは1102、横ばいは69だった。
業種別では、その他製品、パルプ・紙、情報・通信、機械、サービスなどが上昇した一方、電気・ガス、食料品、医薬品、石油・石炭、化学などが下落した。
日経平均採用銘柄では、ソフトバンクグループのほか、三菱重、川崎重、IHI、日本製鋼所など防衛関連も強い。また、フジクラ、住友電工、古河電工と電線株も連日で買われた。このほか、旧村上ファンド系による大量保有が伝わったことで王子HDも上昇。ニデック、日立、TDK、ソニーグループ、日立などが買われた。任天堂、サンリオ、NTTデータも高い。
一方、レーザーテック、ディスコ、スクリーンHD、東京エレクトロンなど半導体株の一角が弱いほか、日野自動車の下げが目立つ。このほか、サッポロホールディングス、富士電機、住友ファーマ、ニトリホールディングス、安川電機、富士電機、第一三共などが下落した。
23日午前の日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比183円86銭高の3万9830円11銭だった。
前日の米国株市場でハイテク株中心に買われたことを受け、日経平均は一時4万円大台まであと100円あまりというところまで水準を切り上げたが、その後は戻り売り圧力に押し返される格好となった。日経平均寄与度の高い値がさの半導体関連株の一角に利益確定売りが出ており、上値を重くしている。あすに日銀金融政策決定会合の結果発表を控えるが、追加利上げについてはほぼ織り込んでいるものの、会合後の植田日銀総裁の記者会見などを見極めたいとの思惑もあり、足もとでやや様子見ムードも台頭している。
22日の米株式市場では米国のAI開発に向けた投資に対する期待から、ナスダック総合株価指数や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇した。東京市場でも前日に続きソフトバンクグループ(SBG)をはじめ、関連株の買いが目立った。
ただ、日経平均は前日までの3日続伸で節目の4万円に接近したことから短期的な過熱感も強く、上値では利益確定売りが出た。
市場関係者は、「トランプ米大統領の政策がいまのところ予測の範囲内という点は追い風だ。ただ、24日に日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えており、積極的に上値を追う動きは乏しい」とみていた。
市場関係者の多くは「0.25%の追加利上げ実施」を予想しており市場もほぼ織り込み済みとの観測。明日の15時30分から開催される植田和男日銀総裁の記者会見では、今後の金利に対する見方などが注目点となりそうだ。日経平均は4万円手前でやや上値が重くなっているが、前場弱かった半導体株の動向次第では、後場に4万円台を試す場面は十分あると考える。
東証株価指数(TOPIX)は続伸し、前引けは9.63ポイント(0.35%)高の2746.82だった。JPXプライム150指数も続伸し、7.90ポイント(0.65%)高の1221.85で前場を終えた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆4323億円、売買高は9億7201万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は472。値下がりは1102、横ばいは69だった。
業種別では、その他製品、パルプ・紙、情報・通信、機械、サービスなどが上昇した一方、電気・ガス、食料品、医薬品、石油・石炭、化学などが下落した。
日経平均採用銘柄では、ソフトバンクグループのほか、三菱重、川崎重、IHI、日本製鋼所など防衛関連も強い。また、フジクラ、住友電工、古河電工と電線株も連日で買われた。このほか、旧村上ファンド系による大量保有が伝わったことで王子HDも上昇。ニデック、日立、TDK、ソニーグループ、日立などが買われた。任天堂、サンリオ、NTTデータも高い。
一方、レーザーテック、ディスコ、スクリーンHD、東京エレクトロンなど半導体株の一角が弱いほか、日野自動車の下げが目立つ。このほか、サッポロホールディングス、富士電機、住友ファーマ、ニトリホールディングス、安川電機、富士電機、第一三共などが下落した。