続落スタート、軟調なダウ平均が重荷
【市況】東京株式(寄り付き)=続落スタート、軟調なダウ平均が重荷
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23日の日経平均株価は続落で始まった。始値は前日比14円68銭安の3万8397円28銭。
前日は欧州株市場がほぼ全面安商状となったが、米国株市場ではハイテク株などを中心に底堅さをみせ、ナスダック総合株価指数は小幅ながら5日続伸と上値指向を維持したことで、東京株式市場でも不安心理がやや後退している。
日経平均は前日に500円を超える大幅安となっており、目先リバウンド狙いの買いも入りやすい。
ただ、27日の衆院選では自民党の苦戦が予想され、政局不安が上値を押さえる要因となる。日経平均の日足陰線が前日まで10営業日続いており、きょうは後場の値動きが一段と注目される。
日経平均は小幅ながら上昇に転じる場面もある。外国為替市場で円相場は1ドル=151円台と前日夕時点に比べて円安・ドル高方向に振れており、輸出関連株の一角には買いが入って相場を支えている。
東証株価指数(TOPIX)も続落して始まったが、その後は小幅ながら上昇に転じる場面がある。
個別では、ファストリやリクルートが安い。東エレクやディスコ、フジクラが下落した。三菱重や川崎汽が売られた。一方、トヨタやホンダ、デンソーが高い。大塚HDやアサヒが上昇した。