反落スタート、米長期金利上昇
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【市況】東京株式(寄り付き)=反落スタート、米長期金利上昇
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26日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比38円57銭安の3万2640円05銭。
前日の欧州株市場は中国景気減速への警戒感などからほぼ全面安となったが、米国株市場では目先値ごろ感からの押し目買いが入りNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに5日ぶりに反発した。
ただ、FRBの金融引き締め長期化への懸念が根強く上値の重い展開で、東京株式市場でもリスクを取る動きは限定的となっている。
一方、外国為替市場で円安方向に触れていることは輸出セクター中心にポジティブに働きやすく、権利付最終日を目前に控え、配当権利取り狙いの買いが下値を支える展開が想定される。
米長期金利が前日に16年ぶりの高水準を付け、東エレクなど高PER(株価収益率)銘柄の売りを促している。
半面、金利上昇が追い風になりやすい銀行や保険の一角には買いが入っている。東証株価指数(TOPIX)は小幅に下落している。
個別では、アドテスト、第一三共、ファナックが安い。一方、中外薬、東京海上、商船三井が高い。