続伸スタート、米株高追い風
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【市況】東京株式(寄り付き)=続伸スタート、米株高追い風
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29日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前週末比471円70銭高の3万1388円01銭。その後は600円超高い3万1500円台まで上昇して、1990年7月以来、約33年ぶりの高値を上回った。
前週末の欧州株市場がほぼ全面高となったことで、リスク選好の動きが一段と顕著となっている。米国では懸念されていた米債務上限を巡る問題について、バイデン米大統領とマッカーシー下院議長の基本合意に至った。
これが好感され株高を誘発しており、東京株式市場でもこの流れを引き継ぐ形で上値が買い進まれている。外国為替市場で円安が進行していることも、主力輸出株を中心に追い風材料となりやすいだろう。
海外投資家などが株価指数先物に買いを強め、現物株を押し上げている。指数寄与度の大きいファストリ、東エレクなどの上昇が目立つ。半面、陸運やガスなど内需株の一角には売りが出ている。
東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
個別では、アドテスト、信越化、ソフトバンクグループ(SBG)が高い。一方、資生堂、JR東海、大ガスが安い。