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値下がり優勢、投資家心理の悪化
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、投資家心理の悪化

 
東証グロース市場は日経平均株価が大幅に下落するなかでもグロース株は高く推移していたが、次第に投資家心理の悪化を映した売りが優勢となった。
東証グロース市場250指数は続落した。終値は前日比1.97ポイント(0.29%)安の668.89だった。グロースCoreも続落。
3月期末配当などの権利落ち日を迎え、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)は朝から安かったが、新興企業銘柄は配当利回りが低い分、権利落ちの影響も小さく、前場のグロース250はプラス圏で推移した。関税の影響が小さい銘柄として資金の「逃避先」になったとの見方もあった。後場は手じまい売りなども出てグロース250も値を消したが、4割の銘柄はプラスで終了しており、「個人のマインドは、それほど弱気に振れていない」(同)という。
 
グロース市場ではアストロHDや弁護士COMが下落した。一方、ライフネットやグロービングは上昇した。
 
27日にグロース市場に新規上場したゼンムテックは上場2日目で公開価格(1580円)を上回る5000円で初値を付けた。終値は5500円だった。
 
28日にグロース市場に新規上場したトヨコーは公開価格(730円)を上回る871円で初値をつけ、終値は751円だった。同じく28日にグロース市場に新規上場したプログレスは公開価格(1950円)を上回る1980円で初値をつけ、終値は1615円だった。
値上がり銘柄数247、値下がり銘柄数319と、値下がりが優勢だった。
 
個別ではイオレ、BTMがストップ高。ZenmuTechは一時ストップ高と値を飛ばした。グロービング、LAホールディングス、CRI・ミドルウェア、バリューゴルフ、ベイシスなど10銘柄は昨年来高値を更新。バリュークリエーション、サイエンスアーツ、フィードフォースグループ、インフォメティス、W TOKYOが買われた。
 
 一方、ペルセウスプロテオミクスがストップ安。ミライロは一時ストップ安と急落した。カウリス、イントランス、ビジュアル・プロセッシング・ジャパン、ダイナミックマッププラットフォーム、フレアスなど9銘柄は昨年来安値を更新。揚羽、AIAIグループ、ケイファーマ、技術承継機構、ZUUが売られた。
 
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