売り優勢、米株大幅安を受け
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【市況】東京株式(寄り付き)=売り優勢、米株大幅安を受け
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27日の日経平均株価は続落して始まった。寄り付きは前日比291円68銭(0.90%)安の3万2023円37銭。下げ幅は300円を超え、3万2000円を下回る場面もあった。
前日の米国株市場ではNYダウが約半年ぶりとなる大幅な下げとなったほか、ナスダック総合株価指数はダウを上回る下落率で1万3000大台攻防を意識させる水準まで下落した。米長期金利の上昇に加えて米景気減速に対する警戒感も高まり投資家のセンチメントを冷やしている。
これを引き継いで東京株式市場も買い手控えムードが強い。日経平均は前日に360円あまりの下げで安値引けとなっており市場心理が悪化している。円安進行を追い風に、目先突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いが入る可能性はあるものの、下値リスクが引き続き意識されやすい地合いとなりそうだ。
ハイテク株を中心に売りが広がった。アドテストやTDKに売りが先行している。
東証株価指数(TOPIX)も下落している。JPXプライム150も安い。
個別では、ファナックと資生堂が年初来安値を更新した。日本製鉄とホンダも安い。一方、第一三共や花王が高い。キーエンスも買われている。