値上がり優勢、自律反発狙いの買い
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【市況】東証グロース(前引け)=値上がり優勢、自律反発狙いの買い
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東証グロース市場は米長期金利の上昇に一服感が台頭していることはバリュエーション面での割高感が意識されやすい新興株の追い風となっている。
マザーズ指数は上昇スタート後じりじりと上げ幅を広げてプラス圏で推移、グロース市場の時価総額上位銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は下落スタート後にプラス圏に浮上する展開となっている。また、マザーズ指数は前週一時1月4日以来の年初来安値水準まで大きく下落しており、自律反発狙いの買いが続きやすいだろう。前引け時点での東証グロース市場Core指数は0.30%高、東証マザーズ指数は0.54%高となった。
東証グロース市場ではカバーやサンウェルズが買われた。一方、ビジョナルやJTOWERは売られた。
値上がり銘柄数355、値下がり銘柄数156と、値上がりが優勢だった。
きょう東証スタンダード市場に上場したJETは公開価格(4630円)を下回る4420円で初値を付け、4365円で午前の取引を終えた。
個別では、ベースフード、霞ヶ関キャピタル、Photosynth、JDSC、ドラフトなど10銘柄が年初来高値を更新。インフォネット、メドレックス、グラッドキューブ、ライズ・コンサルティング・グループ、マイクロアドが買われた。
一方、ファーストアカウンティング、リンクバルが年初来安値を更新。揚羽、セルシード、セキュアヴェイル、セカンドサイトアナリティカ、Arentが売られた。