69円高と反発も様子見で上値は重く
東京株式(大引け)=69円高と反発も様子見で上値は重く
【大引け概況】
9日の日経平均株価は反発し、終値は前週末比69円33銭(0.18%)高の3万9160円50銭だった。
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東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は7.34ポイント(0.27%)高の2734.56だった。JPXプライム150指数は4営業日ぶりに反発し、2.72ポイント(0.22%)高の1213.93で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆8560億円、売買高は17億9792万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1079。値下がりは500、横ばいは65だった。
業種別株価指数(33業種)はサービス業、空運業、その他製品などの上昇率が大きかった。下落は、鉱業、保険業、機械など
個別では、フジクラが商いを伴い堅調、ソフトバンクグループ(SBG)もしっかり。ファーストリテイリングも値を上げた。株主優待を好材料視された楽天グループが物色人気、リクルートホールディングスも買いを集めた。ソニーグループが強さを発揮したほか、任天堂も上値追い。エランが値上がり率トップとなり、セレスも大幅高となった。大阪ソーダ、丸一鋼管なども大きく水準を切り上げている。
一方、ディスコ、東京エレクトロン、アドバンテストなどの一部の半導体関連株、売買代金首位となったIHIは後場に利食われ安くなった。三菱重工業、川崎重工業などの防衛関連株が軟調。サンリオも大幅安。さくらインターネットも下落した。また、SMC、関西電力、日本製鋼所などが下落となった。日経平均採用銘柄以外では、上半期営業益は計画比下振れ着地となったアインHDや第1四半期順調決算だが出尽くし感が先行した日本駐車場開発が急落となった。
9日の日経平均株価は反発し、終値は前週末比69円33銭(0.18%)高の3万9160円50銭だった。
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時間:00:01:27 容量:18.3M ▼音声 VOICEVOX Nemo
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朝方はリスクオンムード。しかし、利益確定売り圧力も強く、日経平均は寄り付きにつけた値段がこの日の高値となった。前週末の米国株市場ではNYダウが続落したものの、ハイテク株中心に買いが入り、ナスダック総合株価指数は反発して最高値を更新、S&P500指数も最高値をつけた。11月の米雇用統計は雇用者数の伸びが事前予想を上回ったが、想定の範囲内で今月のFOMCでの利下げ期待が維持された。そうしたなか、東京株式市場では前週末に日経平均が5日ぶりに反落していたこともあり、目先押し目買い好機とみた買いが先行した。
ただ、日経平均は一時、下げに転じた。前週の日経平均は週間で900円近く上昇したうえ、年初からの日経平均の価格帯別売買高は3万9000円近辺で最も膨らみ、戻り待ちや利益確定の売りに押されやすかった。
寄り付き直後は上昇が目立っていた値がさの半導体関連株が売りに押され、日経平均を下押しした。11日には11月の米消費者物価指数(CPI)の発表があるほか、来週には日米で金融政策決定会合を控える。相場を左右する重要イベントが相次ぐとあって投資家の様子見姿勢は強く、積極的な買いは手控えられた。
さて、東京株式市場は朝高の後に伸び悩むいつもの展開となっている。日経平均のローソク足は本日で4日連続の陰線。朝高、引け安の行き詰まり線を連続させている。一方、下値は200日移動平均線(3万8680円)上を5日連続で維持しており、半ステップ上方へシフトした形を継続中。下値には25日線、75日線も近くでサポートしており弱材料さえなければ各移動平均線を下回る理由はないだろう。
ただ、日経平均は一時、下げに転じた。前週の日経平均は週間で900円近く上昇したうえ、年初からの日経平均の価格帯別売買高は3万9000円近辺で最も膨らみ、戻り待ちや利益確定の売りに押されやすかった。
寄り付き直後は上昇が目立っていた値がさの半導体関連株が売りに押され、日経平均を下押しした。11日には11月の米消費者物価指数(CPI)の発表があるほか、来週には日米で金融政策決定会合を控える。相場を左右する重要イベントが相次ぐとあって投資家の様子見姿勢は強く、積極的な買いは手控えられた。
さて、東京株式市場は朝高の後に伸び悩むいつもの展開となっている。日経平均のローソク足は本日で4日連続の陰線。朝高、引け安の行き詰まり線を連続させている。一方、下値は200日移動平均線(3万8680円)上を5日連続で維持しており、半ステップ上方へシフトした形を継続中。下値には25日線、75日線も近くでサポートしており弱材料さえなければ各移動平均線を下回る理由はないだろう。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は7.34ポイント(0.27%)高の2734.56だった。JPXプライム150指数は4営業日ぶりに反発し、2.72ポイント(0.22%)高の1213.93で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆8560億円、売買高は17億9792万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1079。値下がりは500、横ばいは65だった。
業種別株価指数(33業種)はサービス業、空運業、その他製品などの上昇率が大きかった。下落は、鉱業、保険業、機械など
個別では、フジクラが商いを伴い堅調、ソフトバンクグループ(SBG)もしっかり。ファーストリテイリングも値を上げた。株主優待を好材料視された楽天グループが物色人気、リクルートホールディングスも買いを集めた。ソニーグループが強さを発揮したほか、任天堂も上値追い。エランが値上がり率トップとなり、セレスも大幅高となった。大阪ソーダ、丸一鋼管なども大きく水準を切り上げている。
一方、ディスコ、東京エレクトロン、アドバンテストなどの一部の半導体関連株、売買代金首位となったIHIは後場に利食われ安くなった。三菱重工業、川崎重工業などの防衛関連株が軟調。サンリオも大幅安。さくらインターネットも下落した。また、SMC、関西電力、日本製鋼所などが下落となった。日経平均採用銘柄以外では、上半期営業益は計画比下振れ着地となったアインHDや第1四半期順調決算だが出尽くし感が先行した日本駐車場開発が急落となった。