値下がり優勢、米長期金利上昇を受け
【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、米長期金利上昇を受け
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東証グロース市場は足元の米長期金利上昇を受けた株式の相対的な割高感が意識され、グロース市場でも高PER(株価収益率)銘柄を中心に終日売りが優勢だった。
個別の材料への反応は見られた「どちらも個人好みの材料で、今の相場を象徴する動き」(大手証券)という。
ただ、こうした材料株物色も数は限られ、グロース市場売買代金はこの日も842億円と少なかった。
グロースCoreは3日続落。東証グロース市場250指数も3日続落した。終値は前日比4.74ポイント(0.78%)安の599.35だった。終値での600割れは8月15日以来およそ2カ月半ぶり。
グロース市場ではジーエヌアイやフリー、サンバイオが下落した。一方、GENDAやQPS研究所、トライアルは上昇した。
値上がり銘柄数197、値下がり銘柄数349と、値下がりが優勢だった。
個別では、プロディライトがストップ高。フルッタフルッタ、イメージ情報開発は一時ストップ高と値を飛ばした。グロースエクスパートナーズ、夢展望、はてな、CINCなど5銘柄は年初来高値を更新。ベースフード、セレンディップ・ホールディングス、ストリームメディアコーポレーション、バンク・オブ・イノベーション、QPS研究所が買われた。
一方、光フードサービス、グリーンモンスター、学びエイド、PRISM BioLab、アミタホールディングスなど31銘柄が年初来安値を更新。ドリコム、ROXX、BuySell Technologies、Delta-Fly Pharma、セーフィーが売られた。