反落、過熱警戒の利益確定売りが先行
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【市況】東京株式(寄り付き)=反落、過熱警戒の利益確定売りが先行
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14日の日経平均株価は反落で始まった。始値は前日比145円49銭安の4万3129円18銭。前日まで連日で過去最高値を更新しており、短期的な過熱を警戒した持ち高調整や利益確定の売りが先行している。その後、下げ幅は200円を超える場面があった。
米国市場では米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測を支えに主要株価3指数はそろって上昇し、ナスダック総合株価指数は最高値を更新した一方、ベッセント米財務長官が米メディアのインタビューのなかで日銀の金融政策に関し、インフレの抑制に向けて「利上げをするだろう」と発言した。これを受けて外国為替相場は1ドル=147円を下回る水準までドル安・円高方向に振れており、輸出関連株の重荷となっている。
東証株価指数(TOPIX)は反落している。
個別では、ファストリやアドテスト、東エレクが下落している。一方、ソフトバンクグループ(SBG)やニトリHD、信越化が上昇している。