値上がり優勢、新興株の割高感が和らいだ
【市況】東証グロース(前引け)=値上がり優勢、新興株の割高感が和らいだ
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東証グロース市場は国内長期金利の低下を受け、高PER(株価収益率)銘柄が相対的に多い新興株の割高感が和らいだとの見方から買いが入った。日経平均株価が大幅に反発したことも投資家のリスク選好姿勢を強めた。
グロースCoreは上昇。東証グロース市場250指数も反発した。前引けは前日比11.76ポイント(1.80%)高の664.39だった。
グロース市場ではQPS研究所やGENDAが上昇した。一方、カバーやトライアルは下落した。
値上がり銘柄数378、値下がり銘柄数165と、値上がりが優勢だった。
きょう東証スタンダード市場に上場したシマダヤは公開価格(1880円)を120円(6.38%)下回る1760円で初値を付けた。前引けは初値比36円(2.04%)安の1724円だった。
個別ではイシン、イタミアートがストップ高。Liberaware、ペルセウスプロテオミクスは一時ストップ高と値を飛ばした。エムビーエス、AI CROSS、アイ・パートナーズフィナンシャル、GENDA、AB&Companyなど7銘柄は年初来高値を更新。PRISM BioLab、ACSL、サンバイオ、アンビション DX ホールディングス、JDSCが買われた。
一方、キッズスター、ゼネラル・オイスター、東京通信グループが年初来安値を更新。フューチャーリンクネットワーク、インテグループ、グランディーズ、ZETA、BuySell Technologiesが売られた。