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売り買い拮抗、投資家心理の改善
【市況】東証グロース(大引け)=売り買い拮抗、投資家心理の改善

 
東証グロース市場250指数は3日ぶりに反発した。終値は前日比0.41ポイント(0.06%)高の634.38だった。グロースCoreは続伸。
前日の米株安を背景に朝方は下落して始まったが、ほどなく上昇に転じた。日経平均株価が強含むにつれて、新興株市場にも投資家心理の改善を映した買いが入った。
28日の東京株式市場では、日経平均株価が軟調に推移した後、トランプ氏のSNSでの発言を受けて上昇するなど不安定な動きを見せた。新興市場は、「外部要因に左右されにくい」といい、個別の材料に反応した売買が中心だった。ただ「投機的な取引が多く」、朝上昇していた銘柄には売りが出るなど、値動きに反応した売り買いも目立った。
 
グロース市場ではトライアルやフリー、ジーエヌアイが上昇し、GENDAやカバー、インテグラルが下落した。
東証グロース市場は値上がり銘柄数253、値下がり銘柄数282と、売り買いが拮抗した。
 
28日に東証グロース市場に新規上場したククレブは公開価格(950円)を300円(31.57%)上回る1250円で初値をつけた。寄り付き直後は1324円まで買われたが、その後は売りに押される場面が目立った。終値は1068円で初値を下回った。
 
個別ではオルツ、ログリー、デジタリフト、キャスターがストップ高。BTMは一時ストップ高と値を飛ばした。LAホールディングス、はてな、プレイド、eWeLL、交換できるくんなど6銘柄は年初来高値を更新。Sapeet、セキュア、雨風太陽、Birdman、アスアが買われた。
 
 一方、ジェイフロンティア、日本電解がストップ安。ライスカレー、サンクゼール、ゼネラル・オイスター、JIG-SAW、コアコンセプト・テクノロジーなど9銘柄は年初来安値を更新。property technologies、かっこ、ENECHANGE、モダリス、東京通信グループが売られた。
 
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