値下がり優勢、利益確定目的の売り
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【市況】東証グロース(大引け)=値下がり優勢、利益確定目的の売り
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東証グロース市場は高く始まったが、20日に投開票を控える参院選や連休を前に、次第に利益確定目的の売りが優勢になった。取引終了にかけて次第に下げ幅を広げた。
グロース市場全体の売買代金も前日に比べて減っており、手控え姿勢の強さをうかがわせた。
ただ、この日スタンダード市場に上場したみのやは、時価総額90億円弱ながら売買代金が200億円を超えた。「他に動く銘柄がないので、売買が集中したようだ」といい、数は多くなかったが、値動きを求める動きはこの日も続いた。
東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに反落した。終値は前日比9.63ポイント(1.29%)安の738.11だった。
グロース市場ではトライアルやカバー、グロービングが下落した。一方、タイミーやTKP、GENDAは上昇した。
値上がり銘柄数155、値下がり銘柄数420と、値下がりが優勢だった。
個別ではHmcomm、スマサポがストップ高。Will Smartは一時ストップ高と値を飛ばした。dely、イメージ情報開発、coly、モビルス、サイエンスアーツなど18銘柄は年初来高値を更新。パワーソリューションズ、コンヴァノ、デジタルプラス、ベースフード、フレアスが買われた。
一方、クリングルファーマがストップ安。ブッキングリゾート、ウェルネス・コミュニケーションズ、INFORICHなど4銘柄は年初来安値を更新。データセクション、いつも、イオレ、キッズウェル・バイオ、グロースエクスパートナーズが売られた。