値上がり優勢、引き続き上値は重い展開
![]() |
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、引き続き上値は重い展開
|
東証グロース市場は日経平均株価が終値で3万8000円台を回復し、投資家心理の改善で新興市場にも買いが広がった。
東証グロース市場250指数は続伸した。終値は前日比1.98ポイント(0.29%)高の673.70だった。
東証株価指数(TOPIX)が戻り高値となるなど日本株全体の水準が上がっており、個人は「投資マインドも投資余力も上向いている」とされる。グロース市場では4銘柄が売買代金100億円を超えており、値動きのある銘柄を探す動きは活発だった。
ただ、個人中心の相場とあって、上昇した銘柄には利食いが出やすかった。全体には騰落入り交じる状態で、グロース250の上げ幅は限られた。グロースCoreは下落。
グロース市場ではテラドローンやFFRIが上昇した。一方、ケイファーマやクオリプスは下落した。
値上がり銘柄数303、値下がり銘柄数257と、値上がりが優勢だった。
個別では、ミライロ、セルシードがストップ高。駅探、アプリックスは一時ストップ高と値を飛ばした。Aiロボティクス、LAホールディングス、CRI・ミドルウェア、バリューゴルフ、トヨクモなど14銘柄は昨年来高値を更新。サンバイオ、サインド、note、Institution for a Global Society、ククレブ・アドバイザーズが買われた。
一方、カウリス、フライヤー、ミーク、ビジュアル・プロセッシング・ジャパン、ハウテレビジョンが昨年来安値を更新。クオリプス、ケイファーマ、Unipos、Heartseed、サイフューズが売られた。