軟調展開か
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【オープニングコメント】 軟調展開か |
31日の東京株式市場は、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万1000円−3万1500円(30日終値3万1328円16銭)
休場明けの米国株はまちまち。ダウ平均が下落し、S&P500とナスダックが上昇。ダウ平均は50ドル安の33042ドルで取引を終えた。
日経平均は休場明けの米国株高を見越して29日、30日と上昇していたことから、ダウ平均の下落が期待外れの動きと受け止められるだろう。
きのう30日の日経平均株価は4日続伸し、連日でバブル崩壊後の高値を更新した。海外投資家からの継続買いが期待されるものの、連騰への警戒感や月末にあたることから、利益確定売りが優勢となりそう。売り一巡後は、押し目を拾う動きもみられそうで、下げ渋る場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=139円台の後半(30日は140円25−27銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=150円前後(同149円93−97銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所清算値比235円安の3万1145円だった。
【好材料銘柄】
■クロスキャット <2307>
顧客のAI利活用を支援する「CC-Dash AI」サービスを提供開始。また、Oracle Analytics CloudとTableauのサーバーに対応する運用・保守支援サービスを開始する。
■NJS <2325>
株主優待制度を導入。毎年6月末と12月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、株主優待ポイント(保有株数に応じて5000または1万ポイント)をそれぞれ付与する。
■イメージ ワン <2667>
東京電力ホールディングス <9501> の公募「多核種除去設備等で浄化処理した水からトリチウムを分離する技術」について進捗があったと報告。「フィージビリティスタディ」を開始する。
■四国化成ホールディングス <4099>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.3%にあたる230万株(金額で33億2350万円)を上限に、5月31日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。取得した自社株は6月9日付で全て消却する。
■エクサウィザーズ <4259>
日鉄ソリューションズ <2327> と顧客のDX推進などで業務提携。
■トラース・オン・プロダクト <6696>
LOOPLACEとAI電力削減ソリューション「AIrux8」の共同実証実験を実施。LOOPLACE本社の空調設備における電力使用量の大幅削減を達成。
■日野自動車 <7205>
三菱ふそうトラック・バスと経営統合するAとで基本合意。
■四国電力 <9507>
非開示だった今期経常は黒字浮上、未定だった配当は2期ぶり30円で復配。
【主な経済指標・スケジュール】
31(水)
【国内】
4月鉱工業生産(8:50)
4月商業動態統計(8:50)
5月住宅着工統計(14:00)
【海外】
中国5月製造業PMI(10:30)
米4月JOLTS求人件数(23:00)
ベージュブック
《米決算発表》
セールスフォース・ドットコム
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。