「ルービニ教授がうごめきはじめた印象」
「ルービニ教授がうごめきはじめた印象」 |
「ルービニ教授がうごめきはじめた印象」
「S&P500とNYダウは過去最高値を更新」
週末のNY株式市場は感謝祭の翌日で短縮取引。
S&P500とNYダウは過去最高値を更新。
エヌビディアが2%、テスラが3.7%上昇。
ブラックフライデーの大幅値引きでオンライン購入額は過去最高の108億ド。
前年比9.9%増加する見通し。
ターゲットが1.6%高、メーシーズが1.8%高。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)が1.5%上昇。
小型株のラッセル2000指数は0.4%高。
国債利回りは短縮取引で薄商いの中低下。
10年国債利回りは4.178%。
10月25日以来の低水準。
5年債利回りは4.055%
2年国債利回りは4.163%。
ドル円は6週間ぶりの円高水準。
11月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は108.3。
前年同月比2.2%上昇した。
12月に日銀が利上げに踏み切るとの観測が高まった。
一方、予想を上回る経済指標によりFRBが利下げペースを鈍化させるとの見方も強まった。
12月FOMC0.25%利下げの可能性は66%。
1月の追加利下げの確率は17%。
ドル円は149円台後半。
WTI原油先物1月限は0.72ドル(1.0 5%)安の1バレル=68.00ドル
ビットコインは2.39%高の9万7414ドル。
SKEW指数は166.23→167.94→167.94。
恐怖と欲望指数は65→66。
10月18日の75がピークだった。
(昨年10月5日が20)。
木曜のNYダウは188ドル(0.42%)高の44910ドルと反発。
高値45071ドル、安値44760ドル。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは119.65(前日114.00)。
NASDAQは157ポイント(0.83%)高の19218ポイントと反発。
高値19245ポイント、安値19066ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは104.93(前日102.83)。
S&P500は33ポイント(0.56%)高の6032ポイントと反発。
高値6044ポイント、安値6003ポイント。
サイコロは9勝5敗。
騰落レシオは119.94%(前日117.92%)。
週末のダウ輸送株指数は9ポイント(0.05%)高の17618ポイントと3日ぶりに反発。
SOX指数は73ポイント(1.52%)高の4926ポイントと3日ぶりに反発。
VIX指数は13,51(前日14.10)。
NYSEの売買高は6.83億株(前日8.80億株)。
3市場の合算売買高は81.5億株(前日114億株、直近20日平均は149.2億株)。
短縮取引で減少した。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比130円高38300円。
ドル建ては大証日中比155円高の38325円。
ドル円は149.75円。
10年国債利回りは4.178%。
2年国債利回りは4.163%。
週間ベースでNYダウは1.4%高、2週続伸(累計3.4%上昇)。
ナスダック総合指数は1.1%高、2週続伸(同2.9%上昇)。
S&P500指数は1.1%高、2週続伸(同2.8%上昇)。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)指数は0.6%安、2週ぶり反落。
11月月間ベースでNYダウは7.5%高、2カ月ぶり反発。
ナスダック総合指数は6.2%高、2カ月ぶり反発。
S&P500は5.7%高、2カ月ぶり反発。
SOX指数は0.4%安、2カ月続落(累計4.8%下落)
「売買代金は5日ぶりに4兆円割れ」
週末の日経平均は寄り付き144円安。
終値は141円(▲0.37%)安の38208円と反落。
高値38270円。
安値37986円。
日中値幅は283円。
8月5日の暴落以降では4番目の小ささ。
9月25日240円、10月11日258円、8月28日258円に次ぐ。
日足はほぼ十字線ながら2日連続で陽線。
25日は38420円→38672円にマド。
26日は38672円→38596円にマド。
SQ値39901円は「幻」のまま。
日経平均は4日連続で一目均衡の雲の中。
上限は38513円。
下限は37232円。
日経平均は週間で75円下落。
週足は陰線。
月間では873円22銭(2%)安で下落は2カ月ぶり。
月足は終値ベース(基準38053円)では陽線。
始値ベース(38504円)では陰線。
TOPIXは6.57ポイント(▲0.24%)安の2680ポイント反落。
25日線(2695ポイント)を4日連続で下回った。
75日線(2669ポイント)を17日連続で上回った。
2日ぶりに日足陰線。
TOPIXコア30指数は反落。
プライム市場指数は3.38ポイント(▲3.38%)安の1379.58ポイントと反落。
東証グロース250指数は9.59ポイント(△1.51%)高の643.97と続伸。
25日移動平均線からの乖離は△2.75%(前日△1.51%)。
プライム市場の売買代金は3兆5944億円(前日4兆1774億円)。
売買高は16.24億株(前日16.89億株)。
値上がり663銘柄(前日1179銘柄)。
値下がり931銘柄(前日405銘柄)。
新高値32銘柄(前日14銘柄)。
新安値21銘柄(前日35銘柄)。
プライム市場の騰落レシオ105.28(前日104.67)。
東証グロース市場の騰落レシオは101.10(前日98.77)。
NTレシオは14.25倍(前日14.27倍)。
サイコロは5勝7敗で41.66%。
TOPIXは5勝7敗で41.66%。
東証グロース市場指数は5勝7敗で41.66。
横ばいの25日線(38667円)から▲1.19%(前日▲0.82%)。
4日連続で下回った。
上向きの75日線は38207円。
24日連続で上回った。
上向きの200日線(38637円)からは▲1.11%(前日▲0.72%)。
4日連続で下回った。
下向きの5日線は38382円。
3日連続で下回った。
13週線は38334円。
26週線は38456円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.611%(前日▲16.144%)。
買い方▲9.309%(前日▲9.138%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲10.029%(前日▲9.737%)。
買い方▲17.7882%(前日▲19.022%)。
空売り比率は43.5%(前日43.5%、4日連続で40%超)。
空売り規制なしの銘柄の比率は9.9%(前日10.3%)。
9月13日が16.4%だった。
日経VIは22.31(前日24.07)。
日経平均採用銘柄のPERは15.50倍(前日15.55倍)。
前期基準では15.89倍。
EPSは2465円(前日2466円)。
直近ピークは10月15日2514円、3月4日2387円。
直近ボトムは11月14日2425円。
225のPBRは1.41倍(前日1.41倍)。
BPSは27097円(前日27197円)。
日経平均の予想益回りは6.45%。
予想配当り利回りは2.03%。
指数ベースではPERは20.28倍(前日20.35倍)。
EPSは1884円(前日1884円)。
PBRは1.96倍(前日1.96倍)。
BPSは19493円(前日19558円)。
10年国債利回りは1.050%(前日1.045%)。
プライム市場の予想PERは15.32倍。
前期基準では15.77倍。
PBRは1.33倍。
プライム市場の予想益回りは6.52%。
配当利回り加重平均は2.40%。
プライム市場の単純平均は4円安の2690円(前日は2694円)。
プライム市場の売買単価は2214円(前日2471円)。
プライム市場の時価総額は930兆円(前日934兆円)。
ドル建て日経平均は254.59(前日252.93)と3日続伸。
週末のシカゴ225先物は大証前日比130円高の38300円。
高値38490円、安値37805円。
大証夜間取引終値は日中比10円安の38160円。
気学では月曜は「安値にある時は急変する」。
火曜は「強象日にして高値を見る日。買い方針良し」。
水曜は「変化注意日にして不時安をみることあり」。
木曜は「後場へかけてよく動く日。前止めの足取りにつけ」。
金曜は「よく動く日にして前後場仕成りが変わる」。
ボリンジャーのプラス1σが39169円。
プラス2σが39671円。
マイナス1σが38165円。
マイナス2σが37663円。
週足のプラス1σが39346円。
マイナス1σが37322円。
半値戻しは36841円。
9月配当権利落ち前は38925円。
日経平均株価の9月月中平均は37162円。
TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
週足陽線基準は38780円。
前週末は38283円。
月足陽線基準は38053円。
前月末は38081円。
火曜からは水星逆行(→12月16日)。
「11月最終日を含む週の株高アノマリー」との相克。
アノマリー的には「2日新甫」。
火曜が「リーマンショック以降株高の日」。
《今日のポイント12月2日》
(1)週末のNY株式市場は感謝祭の翌日で短縮取引。
S&P500とNYダウは過去最高値を更新。
10年国債利回りは4.178%。
5年債利回りは4.055%
2年国債利回りは4.163%。
ドル円は149円台後半。
6週間ぶりの円高水準。
SKEW指数は166.23→167.94→167.94。
恐怖と欲望指数は65→66。
10月18日の75がピークだった。
(昨年10月5日が20)。
(2)週末のダウ輸送株指数は9ポイント(0.05%)高の17618ポイントと3日ぶりに反発。
SOX指数は73ポイント(1.52%)高の4926ポイントと3日ぶりに反発。
VIX指数は13,51(前日14.10)。
NYSEの売買高は6.83億株(前日8.80億株)。
3市場の合算売買高は81.5億株(前日114億株、直近20日平均は149.2億株)。
短縮取引で減少した。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比130円高38300円。
(3)プライム市場の売買代金は4兆1774億円(前日4兆1751億円)。
売買高は16.89億株(前日18.26億株)。
値上がり1179銘柄(前日270銘柄)。
値下がり405銘柄(前日1354銘柄)。
新高値14銘柄(前日23銘柄)。
新安値35銘柄(前日71銘柄)。
プライム市場の騰落レシオ104.67(前日95.33)。
東証グロース市場の騰落レシオは98.77(前日94.59)。
NTレシオは14.27倍(前日14.31倍)。
サイコロは5勝7敗で41.66%。
(4)下向きの25日線(38665円)から▲0.82%(前日▲1.35%)。
3日連続で下回った。
上向きの75日線は38164円。
23日連続で上回った。
上向きの200日線(38627円)からは▲0.72%(前日▲1.25%)。
3日連続で下回った。
下向いた5日線は38398円。
2日連続で下回った。
13週線は38345円。
26週線は38462円。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.144%(前日▲15.877%)。
買い方▲9.138%(前日▲9.177%)。
東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲9.737%(前日▲11.438%)。
買い方▲19.022%(前日▲18.990%)。
(6)空売り比率は43.5%(前日43.9%、2日連続で40%超)。
空売り規制なしの銘柄の比率は10.3%(前日9.1%)。
2日連続で10%超。
9月13日が16.4%だった。
日経VIは24.07(前日22.95)。
(7)日経平均採用銘柄のPERは15.55倍(前日15.42倍)。
前期基準では15.94倍。
EPSは2466円(前日2473円)。
直近ピークは10月15日2514円、3月4日2387円。
直近ボトムは11月14日2425円。
225のPBRは1.41倍(前日1.40倍)。
BPSは27197円(前日27239円)。
日経平均の予想益回りは6.43。
予想配当り利回りは2.03%。
指数ベースではPERは20.35倍(前日20.24倍)。
EPSは1884円(前日1884円)。
PBRは1.96倍(前日1.95倍)。
BPSは19565円(前日19558円)。
10年国債利回りは1.045%(前日1.060%)。
(8)プライム市場の単純平均は13円高の2694円(前日は2681円)。
プライム市場の売買単価は2471円(前日2285円)。
プライム市場の時価総額は934兆円(前日927兆円)。
ドル建て日経平均は252.93(前日250.53)と続伸。
木曜のシカゴ225先物は休場。
大証夜間取引終値は日中比80円安の38300円。
(9)ボリンジャーのプラス1σが39169円。
プラス2σが39674円。
マイナス1σが38160円。
マイナス2σが37655円。
週足のプラス1σが39356円。
マイナス1σが37334円。
半値戻しは36841円。
9月配当権利落ち前は38925円。
日経平均株価の9月月中平均は37162円。
TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
週足陽線基準は38780円。
前週末は38283円。
月足陽線基準は38053円。
前月末は38081円。
水星逆行中(→12月16日)。
アノマリー的には「2日新甫」。
火曜が「リーマンショック以降株高の日」。
今年の曜日別勝敗(11月29日まで)
↓
月曜21勝16敗
火曜28勝19敗
水曜17勝29敗
木曜24勝24敗
金曜28勝19敗
週間ベースでは、日経平均株価は0.2%安、3週続落(累計3.3下落)。
TOPIXは0.6%安、3週続落(同2.2%下落)。
東証プライム市場指数は0.6%安、3週続落(同2.2%下落)。
グロース250指数は1.4%高、2週続伸(同2.9%上昇)。
東証スタンダード市場指数は0.1%安、2週ぶり反落。
東証グロース指数は1.2%高、2週続伸(同2.9%上昇)。
東証REIT指数は1.2%安、2週ぶり反落。
11月月間ベースでは、日経平均株価は2.2%安、2カ月ぶり反落。
TOPIXは0.6%安、2カ月ぶり反落。
東証プライム市場指数は0.6%安、2カ月ぶり反落。
グロース250指数は2.2%高、3カ月ぶり反発。
東証スタンダード市場指数は0.8%高、5カ月ぶり反発。
東証グロース指数は2.1%高、3カ月ぶり反発。
東証REIT指数は1.2%安、3カ月続落(累計5.5%下落)。
1日(日)の日本経済新聞朝刊2面の「直言」。
見出しは「トランプ氏は市場が正す」。
リーマンショックを予言したとされえる「破滅博士」NY大学のヌリエル・ルービニ名誉教授
2022年に出版した近著のタイトルは「MEGATHREATS(メガスレット)」。
不況とインフレが同時に襲うスタグフレーションなど、 世界経済を揺るがす巨大なスレット(脅威)を指摘。
「トランプ次期米大統領の政策は脅威を深めるリスクがある」というのがインタビューの趣旨だ。
ルービニ氏は危機を回避する方法として、技術革新に期待を寄せる。
トランプ氏の政策にもプラス面があるとみる。
「日本はインターネット革命の最初の波を取り逃したかもしれない。
しかしロボットや自動化、AI、原子力、バイオなどの研究は質、量ともに優れている。
バブル崩壊以降、長期停滞に陥ったが、前向きな変化が起きている。
企業部門の収益効率は上がっている。
AIの時代は、むしろ人口減少の国の方が追い風になりうる。
私は日本の将来に対して楽観的だ」。
そして「破滅博士」ヌリエル・ルービニ名誉教授はこうも言う。
「『ドクター・リアリスト』と呼んでほしい。
危機やリスクの存在は、個人や社会、世界全体のすべての問題を解決する機会になる。
警報が鳴っているときに人は居眠りしていられない。
問題に立ち向かわなければならないのだ」
若い世代は将来を心配している。気候変動や地政学リスク、
貧富の問題などどれも変えねばならない。
懸念が正しい方向に向けられていれば、必ず人々は前向きな変化につなげる。
身を隠すのではなく、建設的に世界をより良くする努力をしなければならない」。
問題は破滅や恐怖がテーマだったルービニ氏の変身とも思える言動。
リーマンショック後、彼の恐怖予想は外れてきた。
「反対指標」として絶大な信用があったのが、変身されると困るのが市場。
鉄板の外れ屋であて欲しいという気がする。
因みに「ルービニ氏が指摘する10の巨大な脅威」。
これだけあれば変身していないとも考えられる。
↓
積みあがる債務
誤った政策
人口の時限爆弾
過剰債務の罠とバブル
大スタグフレーション
通貨暴落と金融の不安定化
脱グローバル化
人工知能
米中新冷戦
気候変動
ルービニ教授はブルームバーグでも久々に吠え始めた。
より緩和的な金融政策や高関税を支持するトランプ次期米大統領の施政方針が物価安定を損なうリスクがあるというのが前提。。
米長期債利回りの上昇が徐々に進む状況に備えている。
利回り曲線のスティープナーのポジションを取る方針。
これは長期債と短期債の利回り格差拡大を想定した米国債の人気トレード。
「トランプトレード」とも呼ばれるこの戦略は、利下げで恩恵を受ける。
「過去に広がったインフレショックはどれも、名目および実質の両方で長期債利回りが上昇することを示唆している。
インフレ加速局面でうまく機能するものを組み合わせた代替戦略が必要だ」と語った。
株式6割、債券4割といった人気ポートフォリオや米国債の長期デュレーション戦略などリスク抑制を意図した伝統的な取引は、
インフレ下でアンダーパフォームすると予想。
トランプ氏が掲げる関税と移民政策が現実のものとなれば、インフレが悪化すると想定している。
ルービニ氏が最近設定した上場投資信託(ETF)「アトラス・アメリカ・ファンド(USAF)」では期間短めの米国債ETFが最大の組み入れとなっている。
USAFはルービニ氏が共同設立したフィンテック企業アトラス・キャピタル・チームにとって初のETF。
同社は、制御不能なインフレ、気候変動、社会不安など高リスクシナリオから資産を守る投資戦略の開発を支援している。
「平均的なインフレ率が2%ではなく5%になるような世界では、債券利回りは現在の4%台ではなく、7-8%に近づく可能性がある」とした上で、
そうなると、これまで安全資産とされてきた米国債は「大きな価格リスクにさらされる」と予想した。
ビットコインを「究極のバブル」とかつて評したことで知られるルービニ氏。
仮想通貨を敬遠する姿勢は変えていない。
「ビットコインは非常に変動が激しい。高い変動性より資産保全を望むのなら、この種の資産から離れた方がいい」とコメント。
また「以前に拡散したすべてのインフレーション衝撃は長期債収益率がさらに高くなることを暗示する。
インフレーションがますます高くなる世の中では(投資)ポートフォリオの株式部分でも損失を被り債権部分でも損失を被ることになる」。
その意味ではまだまた恐怖好きな印象もある。
8月にはこんなことも言っていた。
「市場は米経済がハードランディングに向かっているとの見方から積極的な利下げを織り込んでいる。
悲観的になり過ぎている。
景気減速の重大な証拠はいくつかある。
だがデータが近い将来のハードランディングを示唆しているとは思わない。
どちらかといえば、経済には力強さがある。
市場はリセッション(景気後退)に神経をとがらせているが、市場の予測は過去に間違ってきた。
株式市場のリセッション予想は10回のうち当たったのは3回程度だ。
債券市場や逆イールドについても同じことが言える。
市場はFOMCについてさえ間違ってきた。
経済状況や金融政策の行方に関して、市場はしばしば間違えている。
師走。
学校の先生が走るわけではなくお坊さんの師。
師匠の僧がお経をあげるために,東西を馳せる月と解釈する 「師馳す(しはす)」が語源だという。
因みに「冷やかし」の語源が日曜朝日の天声人語で書かれていた。
紙すきが盛んだった浅草。
ちぎった原料を冷水にさらしている間、職人たちは近くの吉原に言った。
ただ、店の外から遊女を眺めるだけ。
「冷やかし」の語源だという。
語源を調べるとその奥は深い。
ところで、先月大阪証券取引所に言ったときに聞いた話。
堂島の米相場を誰よりも早く知りたがったのが投資家たち。
鞘取り取引をするためには価格が必要だった。
1745年ごろ、大和の国平群(へぐり)郡若井村の源助さん。
最初は煙、次に大傘、提灯、手ぬぐいの振り方などで堂島から2キロメートルほど離れた本庄の森から情報発信。
大阪の街を一望できる十三峠から遠眼鏡で確認していた。
後にこれを大旗による信号に発展させたのが「旗振り通信」の初期の記録として残っているという。
ところが1775年、幕府は旗振りなどで相場を知らせることを禁ずるお触れを出した。
禁止の対象となっていたのが摂津、河内、播磨の三国。
商人たちは堂島から飛脚を国境まで走らせ、禁止区域を出た地点から旗振り通信をしていた。
幕府はその後もたびたび禁止のお触れを出した。
しかし通信ルートは堂島を起点に京都・大津方面、奈良方面、和歌山方面、兵庫方面などへ放射状に拡大。
西は岡山、広島、博多。
東は京都、名古屋、静岡、江戸。
因みに・・・。
堂島から和歌山へは3分、京都まで4分、神戸まで7分、桑名まで10分。
岡山まで15分、広島まで27分だったという。
1分で平均12キロ先に伝わると考えれば平均時速720キロ。
HFT顔負けのスピード感。
ただ江戸までは8時間かかった。
三島-小田原間は飛脚による箱根越えに頼らざるを得なかったというのが理由。
それでも、早飛脚で3-5かかっていたのと比べれば格段のスピードアップだ。
もっとも雨天時など視界が悪く旗振り通信が使えない場合は、視界が回復するまで待つか、飛脚を使った。
天気任せという側面は否めない。
ある知人の指摘。
↓
「11月最終売買日の含む週は高い」とのアノマリーは水星逆行(11月26日ー12月16日)で止められました。
なお水星逆行が始まる前日の日経平均株価は38780円(11月29日38108円)。
11月の月足は、始値をどこで取るかで変わりますが、通常は終値比較。
11月1日終値は38053円で『陽線』
ただし11月1日始値(38504円)ですと『陰線』となります。
指数の始値は寄りつかなかったり、気配値で算出されますので終値比較と教わりました。
最近のネット証券のチャートは週足、月足の比較が始値が採用されています。
◇━━━ カタリスト━━━◇
エアトリ(6191)・・・動兆
航空券予約サイト「エアトリ」運営。
旅行に加えてメディアやオフショア開発、投資事業も展開
(兜町カタリスト櫻井)