押し目買いか
押し目買いか |
Market Data
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【日経平均】
38104円86銭(▲307円10銭=0.80%)
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【TOPIX】
2636.96(▲14.51=0.55%)
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【グロース250】
604.09(▲10.81=1.76%)
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【プライム売買高】16億7999万株(▲468万株)
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【売買代金】3兆5155億円(▲2924億円)
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【値上がり銘柄数】260(前日:135)
【値下がり銘柄数】1351(前日:1493)
【新高値銘柄数】8(前日:10)
【新安値銘柄数】36(前日:32)
【25日騰落レシオ】100.62(前日:101.71)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日続落、一時3万8000円割れ
2.朝方は強弱観対立も、後場に入り崩れ足に
3.米長期金利の上昇顕著で投資家心理冷やす
4.総選挙を前に、与党大苦戦の見通しを嫌気
5.新規上場の東京メトロは物色人気が際立つ
日経平均の記録的な連続陰線の背景に、海外投資家が東京株式市場から後ずさりを始めた気配が感じられる。12年半前の13日連続陰線にスポットを当てると、結果的に当時はアベノミクス相場突入を翌年に控えた夜明け前の暗闇と言えなくもなかったが、今回は少々状況が違うようだ。何と言っても「円安・株安」という組み合わせに薄ら寒さを覚える。
今週27日に投開票が行われる衆院選に関しては、自民党+公明党でも過半数を獲得できるか微妙といった旨の報道がいくつか出てきている。両党で過半数を獲得できなくても政権交代になるとは限らないが、自民党が票を大きく減らした場合、党内で石破首相の求心力がなくなり、政策が前に進まないリスクがある。自公の挽回を伝えるようなニュースが出てこないと、あす以降も急落に対する警戒が拭いきれないだろう。
ただし、投開票前に自公過半数割れのシナリオを織り込みに行くのであれば、直前の金曜後場、もしくは週明けの月曜朝には逆回転の動きが出てくる可能性がある。あすはまだ売り圧力が強そうだが、52週線(3万7331円、22日時点)辺りまで深押しするような場面があるなら、そこでは打診買いを検討したい。
ただ、こういうムードの悪い時は目ざとく空売りも入っているのが常であり、過度に悲観に傾くと間違えるケースも多い。例えば、自公連立で過半数を確保できれば目先的にはアンワインドの動きを誘発し、日経平均は今月下旬以降の下げ分を一気に取り返す展開となっても不思議はない。「待つのも相場」を決め込んでおくのが得策と思われる。
■上値・下値テクニカル・ポイント(23日現在)
39450.24 ボリンジャー:+1σ(25日)
39233.64 ボリンジャー:+1σ(13週)
39122.48 均衡表転換線(日足)
38757.44 6日移動平均線
38503.47 25日移動平均線
38452.42 26週移動平均線
38237.30 75日移動平均線
38220.66 200日移動平均線
38104.86 ★日経平均株価23日終値
38042.94 均衡表基準線(日足)
37940.59 新値三本足陰転値
37835.70 13週移動平均線
37752.61 均衡表転換線(週足)
37739.48 均衡表雲上限(週足)
37556.70 ボリンジャー:-1σ(25日)
37081.81 ボリンジャー:-1σ(26週)
36875.81 均衡表雲上限(日足)
36791.45 均衡表雲下限(日足)
36791.45 均衡表基準線(週足)
36609.93 ボリンジャー:-2σ(25日)
36437.76 ボリンジャー:-1σ(13週)
下降中の5日移動平均線を上回る場面はなく、終値は75日線とその下方を走る200日線を下回った。25日線とのマイナス乖離幅も広がり、地合いの悪化を示唆した。ローソク足は11本連続陰線で終了。高値と安値も連日切り下がって「黒三兵」を形成し、下押し圧力の強さを確認する形となった。東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は100.61%(昨日101.70%)と中立圏中央の100%に肉薄し、9月10日の131.24%をピークとする低下基調が続いた。