上値の重い展開か
上値の重い展開か |
【日経平均】
39160円50銭(△69円33銭=0.18%)
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【TOPIX】
2734.56(△7.34=0.27%)
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【グロース250】
642.81(△8.78=1.38%)
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【プライム売買高】17億9792万株(△3億5121万株)
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【売買代金】3兆8560億円(△2965億円)
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【値上がり銘柄数】1079(前日:677)
【値下がり銘柄数】500(前日:905)
【新高値銘柄数】56(前日:36)
【新安値銘柄数】25(前日:42)
【25日騰落レシオ】107.99(前日:98.83)
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■本日のポイント
1.日経平均は反発も、寄り付き天井で上値重い
2.米雇用統計は雇用者数が予想上回るも想定範囲内
3.11日に米CPIの発表を控え、買い手控え感は拭えず
4.半導体関連が弱く、全体相場の足を引っ張る展開
5.来週に日米中銀の会合控え、売買代金は4兆円割れ
きょうはプライム市場で1000以上の銘柄が値上がりしたにもかかわらず、日経平均は2桁の上昇にとどまった。寄り付き天井で失速しており、プラスでも先への期待がまったく高まらない上がり方。
日経平均はレンジ内の動きにとどまっている。来週には日米の金融政策決定会合を控えているだけに、結果を見極めたいところであろう。
また、米国の金融政策への影響が大きい消費者物価指数(CPI)の発表も予定されているため、積極的には手掛けづらいところであろう。週末にはオプション・先物特別清算指数算出(メジャーSQ)も控えているため、インデックスに絡んだ商いに振らされやすい面はありそうだ。ただ、日本株の中長期的な上昇トレンドが変わっていないとの見方が多いだけに、材料性のある中小型株での短期的な値幅取り狙いに向かわせやすいだろう。
大崩れすることなく25日線(3万8781円、9日時点)や3万9000円より上をキープすることができるかが注目されるだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(9日現在)
40704.70 ボリンジャー:+3σ(13週)
40265.38 ボリンジャー:+3σ(25日)
40050.08 ボリンジャー:+2σ(13週)
39910.55 新値三本足陽転値
39884.05 ボリンジャー:+1σ(26週)
39770.85 ボリンジャー:+2σ(25日)
39395.47 ボリンジャー:+1σ(13週)
39276.31 ボリンジャー:+1σ(25日)
39160.50 ★日経平均株価9日終値
39114.26 6日移動平均線
38984.77 均衡表転換線(週足)
38842.82 均衡表基準線(日足)
38781.78 25日移動平均線
38759.62 均衡表雲上限(日足)
38740.85 13週移動平均線
38716.96 均衡表転換線(日足)
38680.95 200日移動平均線
38485.67 26週移動平均線
38364.15 75日移動平均線
高値と安値はともに先週末6日のレンジ内に収まり、短期的な売り買い拮抗状態を窺わせた。先週末に続いて39000円割れまで下ヒゲを伸ばした後、終値は39000円台に戻し、値固めが進展した格好。終値は5日移動平均線を2日連続で下回り、ローソク足が4本連続陰線で上値の重さを確認する形となったが、5日線と株価下方の25日線は上向きをキープして上昇トレンド継続を示唆している。