続伸、米関税見送り観測で
【市況】東京株式(寄り付き)=続伸、米関税見送り観測で
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21日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比261円03銭高の3万9163円53銭。
前日の米国株市場がキング牧師の生誕に伴う祝日で休場だったことから、手掛かり材料に欠けるなかも根強い買いが続いている。前日の欧州株市場では主要国の株価が総じて高く、独DAXと英FTSE100は史上最高値を更新していることもあって、相対的に出遅れる東京市場に買いを引き寄せる背景となっている。
日本時間深夜にトランプ米大統領が就任したが、即日署名する大統領令において関税引き上げが盛り込まれない見通しであると報じられたことは欧州市場での安心材料となっており、東京市場でもこの流れを引き継ぐ動きとなっている。
ただ、前日に日経平均は大幅高に買われたほか、今週末に日銀金融政策決定会合の結果発表を控えており上値も重そうだ。
東証株価指数(TOPIX)も続伸している。
個別では、東エレクやアドテストなど半導体関連が高い。一方、東京海上やMS&ADが売られ、中外薬やリクルートも下げている。